タイ各地の自然保護区で動物たちが虐待の憂き目に。散弾を受けたゾウやたくさんの残虐罠が発見される。

自然保護区でもあるタイの国立公園内に、野生動物用の罠がたくさん仕掛けられているという驚くべき報道が流れています。

60歳なる野生の象が、ペッチャブリーのケンクラチャン国立公園で銃創による重傷を負った形で発見されました。

この象は、1月10日にパデーンにある国立公園の貯水池の近くで負傷しているところを発見されました。

国立公園(DNP)の野生生物健康管理部門の責任者であるパタラポーン獣医は、象の体と頭に20発もの銃弾が埋もれていたと当時の状況を述べています。
傷は、腎臓と肝臓に重度の敗血症が発症しており、貧血、炎症などの症状も見られました。

獣医は、散弾銃と思われるほとんどの銃弾を取り除きました。

通常、象は木に寄りかかってウトウトと眠るか、体重が心臓に押し付けられるのを避けるために右側を下にして横になります。
しかし、この象は昏睡状態に陥り、死に至りました。

一方、ルーイ県のプールアン野生動物保護区とナコンラチャシーマーのカオプルアン非狩猟地域の近くでは、何百頭ものゾウ用の罠が発見されています。

ルーイ県のプールアンにあるパスリプーホー寺院近くの池の周りの茂みの中に80枚以上の木の板に釘が刺さった罠が隠されているを見つけました。
当局は罠を取り除き、ボランティアグループを派遣してその地域を捜索しました。

カオプルアン非狩猟地域の責任者であるチャイポンさんは、林業レンジャーと協力し、ナコンラチャシーマーの象の罠を回収しました。
当局は、36個の仕掛け罠、3個のロープ罠、および8個のトラ挟みを押収しました。

どれもこれも動物を苦しめるだけで、死に至るまでも相当な苦痛を伴わせるものばかりです。
先日のトラを狩猟して、その肉を食べていた容疑者らも、住み着いてはいけない場所に住み着いていたという大前提がありました。

動物と共存できない人間が、動物がいなくなった世界で、果たして人間とのみ共存できると思っているのでしょうか。
おそらくそのようなことも考えたことがない人々なのでしょうね、
悲しいですが、これが現実です。

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