フアランポーン駅を再開発から守れ!タイ美術局、この100年前の建造物を歴史遺産に。

タイ美術局(FAD)は、バンコクのフアランポーン駅を国定歴史遺産として登録し、再開発計画から保護したいとしています。

同局の考古学者であるナッタポン氏は、100年前からあるこの駅は、まだ公式な記念物ステータスが与えられていないものの、史跡と見なされていると主張しています。

彼は、古代の記念碑、骨董品、美術品、国立博物館に関する法律BE 2540(1961)が鉄道駅に適用されると言います。
「古代遺跡」とは、その年代、建築的特徴、または歴史的証拠のいずれかによって、芸術、歴史、または考古学の分野で有用な不動産を指します。
これには、遺跡や史跡が含まれます。

一方、同法の第10条では、古代の記念碑またはその一部を修理、変更、変更、取り壊し、追加、破壊、削除したり、史跡の敷地内に建物を建設したりすることはできません。
このような場合は、FADディレクターによる許可が必要とあります。

「タイ国有鉄道(SRT)が駅の改修を決定する前に、美術部門の承認を得る必要があります」と、彼はその再開発計画に反論しています。

フアランポーン鉄道駅は、ラーマ5世の治世中に1910年に建設され、ラーマ6世の下で1916年に完成しました。

「駅には歴史的価値があり、保存すべき優れた建築物です」とナタポン氏は語ります。

しかしサクサヤーム運輸相は、12月24日から駅での列車の運行を停止し、バンスー中央駅に列車を迂回させる予定です。
彼は商業目的でこの地域を開発したいと考えています。
タイ国鉄労働組合は、通勤者に問題を引き起こすと述べ、運輸省の計画に反対しています。

SRTは、11月21日月曜日に運輸省に計画を提出する予定です。

この歴史的遺産も、先日保護を約束されたにも関わらず、はかなく取り壊しとなった「劇場スカラ」のような運命をたどるのでしょうか。
またセントラルのパターンだけは、ご勘弁願いたいものです。

バンコクの「劇場スカラ」が取り壊しに。歴史的建造物の保存の約束も反故に。

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