バンコクの「劇場スカラ」が取り壊しに。歴史的建造物の保存の約束も反故に。

タイの映画黄金時代に竣工を迎えたアールデコ様式の歴史的な劇場は、11月1日ついに取り壊されてしまいました。

映画ファンが最も愛した「劇場スカラ」があったその場所は、ショッピングモールへと変わることになり、本日解体が始まってしまいました。

映画のファンの宝物「スカラ」は、セントラルモールになる運命にあります。

2020年に閉鎖された51年の歴史に幕を下ろした最愛の映画館「スカラ」。
スカラは、土地を所有するチュラロンコン大学によって、ショッピングモールと不動産王のセントラルパタナグループに売却されました。

大学は以前、歴史的建造物を破壊するのではなく、保存する方法を見つけると述べていました。

しかし、現時点ではチュラロンコーン大学の財産管理事務所と中央パタナグループへの電話質疑では無回答だったと言います。

バンコクは、戦前からの土地のの所有者が、全く都市開発に協力的はないので、道路が複雑で行き止まりが多く、渋滞の温床にもなっています。
国が近代化するには、一度土地の接収法などを整備する必要があるかと思います。

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