悲壮感漂う4人と「目と肝臓を売ります」の看板。この家族に何があったのか?

悲壮感漂う4人の家族写真。
掲げる看板には、「目」と「肝臓」のイラストが描いてあります。
そしてタイ語で「目と肝臓を売ります」と書かれています。

一体この家族に何があったのでしょう。

今回の騒動の渦中にいるのがラクテーワーさん(48歳)は、ウボンラチャターニーのケマラート地区の行政組織で働いています。

彼はひょんなことから、子供頃から知り合いだった地元の警官の頼みで、その妻が購入した約86万バーツ(約290万円)の農業用トラクターの購入の保証人として署名することになってしまいました。
しかし、彼女は支払いすることができなくなりました。

そして、ラクテーワーさんは、家と土地を失うことになりました。

ラクテーワーさんと彼の妻と2人の息子は、14日木曜日に田舎の家からウボンラチャターニーの県庁所在地まで、雨が降り注ぐ中100kmの道のりを行進しました。
彼らは、金曜日に首相がそこを訪れたときに助けを求めるようと計画をしたのです。

この家族は以前、自宅の前に2枚のプラカードを建て、家を救うためのお金と農地の9ライを取り返すために、家族の4人の全員の目と腎臓を売ることを申し出ました。

不動産は法執行部の地方事務所に押収され、競売にかけられています。

 

話しは、2014年7月まで遡ります。
彼の長年の友人である警察官、その妻のジュライラットさんが購入したいと考えていた農業用トラクターの保証人として、その友人が助けを求めてきました。
彼の友人も安定した仕事をしていたので、彼は保証人になることに同意しました。
彼の友人は何の問題もないと約束しました。

2年後、ウボンラチャターニー地方裁判所からの令状が彼の家に到着しました。
彼はトラクターの購入をめぐる訴訟で2番目の被告に指名されていました。
彼はすぐに彼の友人に連絡したところ、彼は今、この話しは法廷で調停中だと言います。

2016年8月3日、裁判所は、第1被告人であるジュライラット女史に、トラクターを返還し会社に減価償却費を支払うよう命じました。
しかし、彼女はまだそれを返していなかったようだ、とラクテーワーさんは述べています。

すると昨年、法執行部の地方事務所が、ラクテーワーさんの土地と家が押収し、競売にかけているという通達を受け取りました。
2回売りに出されたが、落札はされませんでした。
次のアクションは、10月16日土曜日に設定されました。

ラクテーワーさんは、彼と彼の家族は窮地にたたされており、彼らの財産の全てを失うことを恐れていると述べました。
必死になって、家族は彼の家と農場を買い戻すのに必要な860,725バーツと引き換えに、目と腎臓、または他の臓器を売ることに決めたと言うのです。

彼らは県知事の助けを求めて自宅から県庁舎まで行進していました。
彼らはまた、金曜日にウボンラチャターニーを訪問する予定だったプラユット首相に助けを求めようとも計画していました。

その話を聞きつけ、県知事は彼らにしばらく待つように言います。

彼らと話をするのに1時間かかりました。そして知事はこの問題の解決策を指摘しました。
車の所有者へは、即座に車を返却させましたが、差額(減価償却費など)が約20万バーツほど残っています。

法執行部は、2021年11月1日に行政執行を開始する準備ができており、残りの債務は第一返済人と彼の家族らで、どのようにするか再び合意が必要になっていると言います。

おそらく、タイ名物鉄塔男と一緒で、本当に売る気はなかったのだとは思いますが、立て看板まで作成した念の入り用には脱帽です。
保証人など、お互いの友情のため絶対に拒否すべき事案です。

「貸すも親切、貸さぬも親切」半沢直樹からの引用でした。

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