タイ陸軍が、兵士のワクチン渡米の噂を流した9名を名誉棄損で公訴

まだまだこのままでは終わりませんでした。

タイ国軍兵士がワクチン接種を受けるために渡米したという話ですが、お伝えした通りタイ陸軍は全面否定致しました。
それに伴いウソの情報を流布したとして、タイ陸軍は9人のソーシャルメディアユーザーに対して名誉毀損の申し立てを行いました。

タイネット界隈を炎上させたタイ国軍兵士のワクチン渡米の噂について、タイ陸軍が公式に回答。

7月14日、陸軍幕僚長官のナロンパン氏は、ナンロン警察署に苦情を訴えました。

この申し立ては、Facebookユーザー8人とTwitterユーザー1人を対象としており、他の関連した人々に対しても同様の苦情が続くとのことです。
名誉毀損の罪状では、最高20万バーツの罰金または2年の懲役、またはその両方が科せられます。

訴訟内容は、7月10日から26日までアメリカ合衆国ノースカロライナ州のフォートブラッグで戦略的な空挺作戦演習に向けて出発した114人のタイ兵に対して、ネットでの中傷に関するものでした。
ソーシャルメディアユーザーは、兵士たちが米国でCovid-19に対するファイザーワクチンを受け取るために旅行に納税者のお金を費やしたと主張しました。

これに対し、陸軍の副スポークスパーソンであるシリチャン大佐は、ネットの内容には根拠がなく、兵士たちはアストラゼネカとシノバックのワクチンを既に接種済みであり、Covid-19の検査で陰性が証明され、検疫の基準を遵守していると述べました。

また高すぎる航空券代については、米国が負担したと述べています。

タイに言論の自由はありません。
事実と異なったこと(証明できないも含め)をネットに投稿すると、簡単に逮捕、拘禁されてしまいますので本当にご注意ください。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る