アメリカの人身売買レポートで、タイはさらに格下げへ。

街中の人々の笑顔からは想像ができないかもしれませんが、この国は深い闇に包まれています。
人身売買の問題もその一つです。

最新のアメリカの人身売買(TIP)レポートは、タイを4年ぶりに「Tier2」から「Tier2ウォッチリスト」に降格させています。

報告書では、その関心事の中に強制移民労働者の問題があり、この問題に対処する努力が少なくなっていると述べています。

「タイ政府は、Covid-19の流行が人身売買防止対策に与える影響を考慮しても、前の報告期間と比較して全体的な増加の努力を示さなかった」と報告書は述べています。

今回の格下げ措置は、昨年Tier2に甘んじたタイ政府が、3年連続でTier1に昇格するよう働きかけたにも関わらずの結果でした。

密輸業者、ブローカー、雇用主などは、商業漁業および関連産業、家禽産業、製造業、農業、家事労働、および路上での物乞いにおける労働者の人身売買で、タイ人および移民労働者らを搾取していると報告書は述べています。

タイ外務省は、タイで行われたこれらの問題について進展している努力が反映されていなかった報告書に失望したと述べました。
結局のところ、TIP報告書はアメリカ自身の見解から一方的に評価を行っており、決して国際基準を表すものではないと、同省は声明で述べています。

確かに数年前から、格下げされるファクターがあったのかどうかはわかりませんが、数年前と状況は変わらないのは確かではないでしょうか。
新型コロナの第2波以降で、世の中に明るみに出やすくなっただけではないかとも考えられます。

写真はイメージです

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