元タイ兵士のコロナ病棟銃乱射事件。父親が事情聴取に応じた、その内容とは…

昨日タイ中を騒がせた元タイ兵士による新型コロナ病棟での銃乱射事件について、容疑者の父親が事情聴取を受けました。

【動画あり】元タイ兵士がコロナ病棟で銃を乱射。コンビニでもビール瓶代で口論の末、射殺。

パトゥムターニー県のコンビニエンスストアの従業員とプリンセスマザー国立薬物乱用治療研究所を襲った容疑者の父親は、息子が起こした事件の動機は、兵役時代に受けた恨みにまでさかのぼると供述していることが分かりました。

容疑者の父親キティさん(61)は、6月24日木曜日にパトゥムターニー警察署で受けた事情聴取の中で、息子のカウィン容疑者(23)は、麻薬中毒の軍の教官が息子を執拗にいじめていたとして、息子が教官に恨みを抱いていたと供述しています。

それが息子がタンヤブリー地区のプリンセスマザー国立薬物乱用治療研究所に行った理由であるとキティさんは述べます。

父親は、罪のない人々を傷つけないように息子に警告していたと語ります。

カウィン容疑者は、ロッブリー県のレンジャー大隊で2年間兵卒として勤務しました。
彼は、2019年11月1日に除隊しています。

キティさんによると、彼の息子は23日水曜日の22時頃にタンヤブリーの自宅を出ました。
彼は翌朝、警察から息子が殺人を犯したと通知を受け、初めて事件のことを知ったと言います。

パホンヨーティン通りにあるプリンセスマザー国立薬物乱用治療研究所の敷地内の警備員は、カウィン容疑者が白いいすゞピックアップトラックで現れたと供述しています。
車から降りた後、彼は研究所の管制部で何発か銃を乱射しました。
それから彼は、建物の後ろの仮設病棟に歩いて行き、そこで新型コロナ患者を殺害しました。

カウィン容疑者は2丁の銃を持っており、研究所への攻撃の前に、バンコクのチャトゥチャック地区にあるラップラーオソイ25のセブンイレブンで従業員を殺害しています。
容疑者は、このセブンイレブンの事件で正気を失ったようだと警察は述べます。
そこで、彼は誤って落としたビールのボトルの支払いを拒否した後、従業員と口論になりました。
彼は自分の車から銃を取り出し、店に戻り午前2時50分頃に従業員を射殺しました。
セブンイレブンでの犠牲者は、ラタウィットさん(32歳)と特定されました。
彼は背中を3回撃たれ即死でした。

その後、彼はカモフラージュスーツに着替え、パトゥムターニーの研究所に行き、さらに事件を起こしました。
新型コロナ仮設病院でのもう一人の犠牲者は、トイレの前で頭を何度も撃たれ死亡したスクサントさん(54歳)でした。

そして研究所で事件を起こした後、彼は南部方面へと車を走らせ逃走を計りました。
潜伏先のラノーン県の親戚の家で3人を人質にとっているところ、警察に包囲されのちに投降し逮捕となりました。

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