盗まれた貴重なタイの仏像が、一人でバス停に座っているところを発見! しかしどうして?

この3月に非常に珍しい仏像が博物館から盗まれるという事件が発生していました。
しかしこの事件は、思いもかけない状況から解決へと結びつきました。

5月15日早朝、ロッブリーのターウン地区にあるバス停に、この珍しい仏像が一人で座っていたというのです。

この像は、スリアリヤーマイトレーヤの像で、仏教の崇拝者の間では、ゴータマシッダールダの次の仏の役割を引き受けるために人間の領域に来ってきます。ぞの以前は天国に住んでいる未来の仏として知られています。
この像は、左手に扇子を持って座った状態であり、貴重な歴史的遺物と見なされています。

この日の朝、僧侶が托鉢に出かけていると、盗まれた場所からわずか1kmのバス停にこの像が一人で座っているところを発見しました。
彼はすぐに地元の指導者と警察に連絡を取り、この像の発見を知らせました。

ロッブリー警察は、犯人がこの像を売りさばいたりするのは非常に難しいことに気づいたため、バス停に捨てたのではないかと疑っています。
この像は有名で、誰もが盗まれたことを知っているので、買い手を見つけるのは難しく、売ろうとすると簡単に捕まってしまうことに気づいたのでしょう。

警察はまだ犯人は逮捕されていないが、犯人は内部の関係者だったのではないかと疑っています。
文化の専門家でもある地元の博物館グループの顧問は、将来の安全のために監視カメラを設置することを決定したとのことです。

この仏像はお散歩がしたかったんですかね? と思わせるためにこのようなところに遺棄したのでしょうが、そうは甘くないぞ、犯人!
タイでは基本、レジンデンスやデパート、その他の制限された区域では、セキュリティが厳しいので、強盗でもない限り、物が亡くなった場合、大概内部の人の犯行であることが多いです。
勝手を知らない外部のものが、どのようなセキュリティがなされているかもわからないような場所に忍び込むだけで、かなりリスクなのです。
セキュリティに関しては、よっぽど日本の方が甘いですね。
新築タワマンオートロックマンションでも、住民にくっついていけば簡単に侵入できますから。(犯罪ですが)
タイはアパートなどにも24時間警備員がいますので、怪しい人はみんな止められます。
そしてそのことをタイ人も知っていますので、わざわざ外部から泥棒に入る人は皆無なのです。

「タイで物が亡くなったら、内部の人間を疑え!」
タイでは、この言葉はおおよそ間違っていないというのも事実です。

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