タイ民間病院が提供するワクチン価格は約3000バーツ。富裕層はアメリカでのワクチンツアーが人気に

タイ民間病院が提供するモデルナ社製Covid-19ワクチンの2回分のパッケージの価格は、3,000バーツ(約1万円)以下になるだろうと地元メディアが報じています。

タイの民間病院協会は5月6日の会議の後、代替ワクチンを提供するための一般的なアプローチについて話し合う計画を発表しました。
モデルナ社製ワクチンは、「タイ政府製薬機構(Government Pharmaceutical Organisation)」(GPO)が扱う新型コロナワクチンにおける最初のブランドになるでしょう。

タイ民間病院は、ワクチンの需要の調査を開始しました。
必要推定数を取得したらGPOに購入を依頼する、と協会の会長であるチャラ―ム博士は述べています。

SET(タイ証券取引所)に上場しているBangkok Chain Hospitalの会長兼CEOでもあるチャラ―ム博士は、すべての加盟病院が同じ価格でワクチンパッケージを提供することに同意しており、サービス料、保険、付加価値税を含めて3,000バーツ以下だと見積もっていると言います。

モデルナ社製ワクチンの費用は1回あたり37ドルから38ドル(1,200バーツ)だと述べます。
ワクチン接種には、2回分が必要です。

病院はまた、副作用やアレルギーの場合の補償について、一般保険協会および保険委員会の事務所と協力しています。

他国に比べてワクチン接種が遅れていると言われているタイですが、今、人気のツアーパッケージにアメリカでの「ワクチンツアー」が富裕層に売れているとの報道もあります。
無料のワクチン接種には時間がかかるので、富裕層は大枚をはたいてでもワクチンを受けたいという希望者が多いことを示していると言えるでしょう。
何か危機的状況が起こるとお金持ちだけが生き残るような構図がアニメの世界では描かれますが、現実でも同じなのかもしれませんね。

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