今年もやって参りました、タイの徴兵検査。ルークメンちゃん、見事4回目の不合格をゲット!

今年もやって参りました。
タイの風物詩とも言える徴兵検査シーズン!

4月1日タイ中北部ピッサヌロークでも、本日より徴兵検査が始まりました。
タイは徴兵制が採用されているため、21歳に達した男性は徴兵検査を受けなければなりません。

ここワットボートなど6つの地区では、該当となる男子284名の67名の採用枠があります。
その内すでに2名が自主的に入隊を希望しており、のこり65名は検査をクリアーしたものの中からくじ引きで決定されます。

軍隊の厳しい訓練から逃れたい一心でハズレくじを引くことを一家総出で願い、会場はさながら宝くじの当選会場のようなお祭り騒ぎとなります。

それも一つの見どころですが、それよりも目を見張るのが、タイの「男の娘」たち。

レディボーイとしていくつもの大きな賞に輝き、3年連続見事に入隊不合格となったルークメンこと、ナリサーラー・オーンワンさん(23歳)は、今年も徴兵検査を免除になければいけません。
なぜなら、スコータイダンスインスティテュート・バンディットパタナシルパ大学の4年生だからです。

彼女の心配とは裏腹に、既に性的適合手術を受けている彼女を軍隊では受け入れることはできませんでした。
書類の審査を待つ間、周囲の男性の目は、本物の女性を見る以上のまなざしを彼女に向けていたと地元メディアでは語っています。

彼女はもし、トランスジェンダーの女性が、女性の軍隊に入隊することが可能となるなら、トランスジェンダーへの権利や機会の均等にも繋がるので、是非応募したいとも言っています。

ピッサヌローク県の2021年の兵役選考は、4月1日から9日の間に実施され、選出される必要のある人の総数は17,045人とのことです。

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