バンコクに初の「スマートパーキング」システムがオープン!

バンコクなど都市部では、駐車場問題が渋滞を回避するための足かせとなっています。
駐車場が少なくまた路上駐車天国なので、そこらじゅうの道路の片側もしくは両側に車が駐車されています。
本来2車線のところが1車線になり、お互い牽制しながら運転しなければならないという無駄が発生しています。

これはその駐車場問題に対し、一石を投じることになりますでしょうか。

3月27日、バンコクで初の自動化された立体駐車場がMRTサムヤン駅で一般公開されました。

「スマートパーキング」システムは、首都のPM2.5レベルを下げるために、通勤者がMRTなどの公共交通機関を利用することを奨励するためにオープンしました。

この駐車場は4月1日にオープンし、MRTの乗客は2時間15バーツの料金で利用できます。
MRT以外の利用者は、1時間あたり50バーツを支払う必要があります。
また月極の場合、1か月あたり2,000バーツ(約7000円)で月額チケットを購入できます。

この駐車場は46台の車両を収容でき、車両を受け取るのに3分かかるとのことです。

タイの高速鉄道公社(MRTA)は、新しい駐車場は費用対効果の高いスペースの使用であり、時間を節約しユーザーの利便性を高めると述べています。

MRTA計画では、フワイクワーン駅とブルーライン沿いの他の駅にも、このスマートパーキングシステムを追加する予定です。

実は既に日本のメーカーが、ホテルなどにこの立体駐車場システムを取り入れているのですが、消費者ベースでは採算がとれないからか(先に述べた路駐天国が原因)これまで普及されてきませんでした。
バンコクは都市開発が急激に進む中、土地の収用も限られており、このようなシステムが普及する可能性は多いにあるかと思います。
あとは、路駐天国問題をどうするかでしょう。
取り締まりの少なさと罰金の安さ(500バーツ。約1750円)が、ルールを人々に守らせない理由かと思われます。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る