バンコクで新規感染者93名。第3の大規模クラスターが都内で発生!

本日の新型コロナ新規感染者情報をご覧になって驚いた方も多かったことでしょう。

先ずもっとも顕著な数字を出していたのがバンコクの90名。
ただしこれは、市場などでの小さなコミュニティ内クラスターですので、コントロールが難しいケースではありません。
その詳細について地元メディアが報じていますので、ご紹介します。

4つの県の保健当局は、バーンケーの市場内で発生した新たなコロナウイルスクラスターに関連する人々を監視するように命じました。

バンコクとナコンパトムとの県境、バンケー市場で行った集団検査では、スパンブリーから5人、ナコンパトムから3人、ペッチャブリーから6人、サムットサコーンから1人を含む、これまでに85人の感染者が発見されました。

その内、46人がタイ国民でそのほとんどが販売に携わる者であり、残りの39人が市場で働くミャンマー市民でした。
しかしながら、未だ約3,000件の検査の結果は保留中だとのことです。

ほとんどのケースは無症状だったとのことです。

バーンケー市場でのクラスターの発生は、保健当局に更なる警戒を呼びかける警告ともとれました。

パーシーチャルーン地区とバンケー地区にまたがるバンケー市場は、同じ敷地内にあるワンダーマーケットという名前の市場を含む6つの市場で構成されています。
新たな急上昇の源であるワンダーマーケットは閉鎖を命じられましたが、この地域の他の市場はまだ営業しています。

バーンケーは、先月のパトゥムターニーのポーンパットと12月のサムットサコーンでの発生に続いて、新型コロナホットスポットとして3番目の市場になりました。
ポーンパット市場での発生はサムットサコーンから持ち込まれたものでしたが、バーンケーでの感染源は未だ不明なままです。

タイは、ソンクラーンを前に外国からの訪問者の隔離期間を短縮するなど、国を開く準備をしています。
ソンクラーンに合わせたいという思惑があるのは分かりますが、第2波発生からまだ日も浅い現時点では時期尚早なのでは?と本誌では度々訴えて参りました。
せっかく観光客を受け入れても、その結果また「振り出しに戻る」では、国内が混乱する一方だと考えるからです。
観光客が来ないのに、まだまだこういったことが起こるからです。
先ずは、観光客がいなくても国民が安心して暮らせる国造りに舵をとり、その間に世界中の新型コロナ感染が納まるのを待ってから国を開けるのが最上の方法だと思っています。

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