殺人ドラッグ「Kノムポン」の元締め?『台湾のルパン』を逮捕

photo by The Pattaya News

1月25日、バンコクのラチャティウィ地区で、台湾人の麻薬密売人と疑われる38歳の男を逮捕しました。
ただ今、バンコクの若者を中心に流行している服用すると死に至る殺人ドラッグ「Kノムポン」(粉ミルクの意)を発明し、国内外に流通させた容疑である。

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国家警察副署長は、2020年10月にアラブ首長国連邦行きの小包から、スナックの箱に隠された「Kノムポン」を発見したことを明らかにしました。
それは検査によると、ケタミンとクリスタルメタンフェタミンの混合物が含まれていた。

小包の送り主は偽名を使い、ルンピニ、ラマ9、タウン・イン・タウン、ラムカムヘン、スクンビットなどのバンコク地区の高級コンドミニアム間を慎重に渡り歩いていました。
捜査の結果、あるコンドミニアムでチョウ・イー・シェン容疑者の身元が確認され、逮捕となりました。

警察は彼の部屋からケタミンやMDMAなど様々な種類の麻薬や麻薬混合器具を発見しました。
また、彼の携帯電話には「Kノムポン」を作るためのレシピも丁寧にメモされていたそうです。

取調べによるとチョウ容疑者は、外国人客のために麻薬の調合する業者であり売人でもあると主張していたといいます。
彼はアメリカから280グラムのコカインと80グラムの大麻を注文し、台湾に出荷していたという。

しかしその後、台湾当局が麻薬所持と輸出で逮捕状を出したため、2013年に偽のパスポートを使ってタイに逃亡し、ここでダークウェブやビットコインを使ってビジネスを続けていたと供述しています。

彼は自分のことを「台湾のルパン」と呼び、麻薬商人の間で呼ばれていました。
彼は名前を変え、多くのパスポートを所持し、8回以上タイの警察官から目をくらませていたと言われています。

麻薬の売人疑惑の男は現在、国家警察に拘束され、監視下に置かれています。
一方、警察はチョウ容疑者の単独犯ではなく、もっと大きな麻薬密売組織があるとみて捜査を拡大しているとのことです。

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