【日本大使館より】タイの治安および犯罪白書まとめ~令和2年下半期

2021年1月21日発信。
在タイ日本国大使館よりタイの治安及び一般犯罪等に関する情勢傾向についてその詳細に関する通知が参りましたので共有させて頂きます。
(以下原文ママ)

令和2年度第3四半期のタイの治安及び一般犯罪等に関する情勢傾向についてお知らせします。安全対策等を考える際の参考にしてください。また、当館ホームページの海外安全情報も随時掲載・更新していますので、併せて御確認ください。
【在タイ日本国大使館ホームページ】
https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

1 社会・治安情勢等「タイ深南部テロ情勢」
今期、タイ深南部(ヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県及びソンクラー県)では、イスラム武装勢力が関係すると思われる銃器及び爆発物を使用したテロが、月平均約12件発生しており、令和2年度第2四半期から月平均8件増加しています。
ヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県及びソンクラー県の一部(ジャナ、テーパー、サバヨーイ各郡)については、外務省より危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」が発出されています。これらの地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。

※現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生に伴い、タイ全土におきまして、感染症危険情報「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」が発出されています。感染の地理的拡大の可能性に注意し、現地・近隣国等の状況が悪化する可能性も念頭に、各国の出入国規制や検疫措置の強化に関する最新情報を確認するとともに、感染予防に万全を期してください。
【外務省海外安全ホームページ】https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_007.html#ad-image-0
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

2 犯罪傾向等
(1)犯罪傾向
令和2年度第3四半期中の邦人犯罪被害として、13件の届出がありました。前四半期と比較して1件増加しました。
(2)邦人事件簿
・10月:会社の同僚と口論となった末、立腹し足蹴り等したことにより暴行容疑で起訴された事案
等が発生しています。
(3)その他注意事項
・11月:首都バンコクのラマ9世通りやスクンビット地域にあるコンビニエンスストア等において、在留邦人の方が、自称ドバイ出身の男女2人組から、「タイバーツを見せてください。」などと英語で声をかけられ、財布を取り出していたところ、その最中に財布の中からタイバーツ札等を奪われる事案
・12月:首都バンコクのプロンポンエリア等において、在留邦人の方が歩行中、後方から走行してきたバイクタクシーに乗車した者に、持っていたショルダーバック等をひったくられ、そのまま逃走される事案
等が発生しています。
なお、上記に挙げた事案は、過去にも複数回発生しています。皆様におかれてましても、十分注意して頂くとともに、同様の事案に接した際は、当館へもご連絡ください。

また旅券の紛失・盗難等は、今四半期合計で8件ありました。旅券を持ち出される際には貴重品同様保管管理に努め、また第三者に取り出されやすい箇所に無造作に入れることなく、紛失や盗難防止に努めて下さい。

3 テロ・爆弾事件発生状況
令和2年度第3四半期中、邦人被害にかかる事件はありませんでした。

4 誘拐・脅迫事件発生状況
令和2年度第3四半期中、邦人被害にかかる事件はありませんでした。

5 日本企業の安全に関する諸問題
令和2年度第3四半期中、日本企業の安全に関する諸問題はありませんでした。

【ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル】
https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500、696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

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