【タイ】年末年始「新生活・安全運転・交通事故ゼロ」キャンペーンの結果は…

タイでは、長期休暇に入ると毎年多くの交通事故が発生し、多くの死傷者を出しています。
タイ政府は、これに歯止めをかけるべく年末年始にかけ「新生活・安全運転・交通事故ゼロ」キャンペーンを打ち出して行きました。
しかし、その結果は、散々たるものでした。

キャンペーンは、多くのファンファーレが鳴り響く中12月29日に始まりました。

キャンペーンの5日間が終わりを迎えた結果、人々は以前の同じような生活スタイルで、安全な運転などに目もくれず、「事故なし」どころか大変な数値を叩き出し、キャンペーンのスローガンは儚い夢であったことを認めざるを得ませんでした。

12月29日~1月2日までの5日間の統計は以下の通りです。

死者:316名
負傷者:2、741名
事故:2、748件

事故件数ワーストはチェンマイの97件でした。

事故死ワーストは、ナコン・ラチャシーマーの16名でした。

チェンマイはまた、99人が負傷した最悪の負傷者数を持っていました。

これは全国で1,930の検問ポイントが設置され、事故を防ぐために61,655人が動員されたにもかかわらず、このような結果となったのでした。

この間に全国で117,106件の交通違反者を検挙しており、これらのうち31,000人以上はヘルメットを着用していないためのものであり、28,884人は免許さえ持っていませんでした。

事故の理由は、約30%はDUI(飲酒またはドラック飲用者)が原因でした。 29%はスピード違反でした。

事故の内、オートバイは約80%を占め、そのうち67%は何の変哲もない直線道路上で起きています。

1日あたり平均63人の死者が出ていることは恐ろしいことなのですが、実は年間20,000人以上の死者を出しているタイの1日平均からすると「正常な」数字にすぎないと地元メディアは述べています。

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