CPグループは、コンドミニアム開発計画を凍結すると発表

セブンイレブンなどを傘下におくC.Pグループ。
その不動産部門であるLand Plcは来年、新しいオフィスとコンドミニアムのプロジェクトを凍結し、地元の旅行者を対象としたホテル開発に注力する予定だと地元メディアが報じています。

社長兼最高経営責任者のサントーン氏は、タイの経済見通しは2021年も引き続き思わしくなく、経済が悪化する可能性があると述べた。
「政府は、低所得者が収入をえることを援助するべきである。低所得者層が定期的な収入を得ることができれば、農民や小売り店などを助けることにもなる」と彼は言った。

サントーン氏によると、2021年半ばまでに新型コロナワクチンについて楽観的な見方がありますが、タイの経済回復は2022年末まで回復しない可能性があります。
2021年から22年にかけては投資を縮小すべきであり、過去5年間とは異なりより慎重にならざるを得ません。
従って、専門知識のあるホテル事業に注力する、と語りました。

さらに、その来年の開発予定地は、観光地、国境貿易のあるエリア、地元の需要が引き続き強い工業地帯を対象に、県内に少なくとも5〜10の新しいホテルを開発する予定とも述べた。

すべてのプロジェクトは小規模で約70部屋程度であり、1億バーツ規模の投資になります。
このスケールはリスクが少なく、目標を達成するのが速くなります。 コストを最小限に抑えるために、すべて画一的なデザインになります。

「私たちの速度は、これまでの「走る」から「歩く」にまで落としますが、止まることはありません」とサントーン氏は語ります。

先週の27日金曜日、同社は2億バーツの投資で7階建てと107の部屋からなるフォーチュンセンチャンビーチホテル・ラヨーンをオープンしました。
グランドメルキュールバンコク・フォーチュンホテルが1992年に開業した、同社の13番目のホテルになります。
「バンコクにある私たちのホテルは、ゲストの80〜90%が外国人だったため、占有率が大幅に低下しました。顧客の大部分である航空会社の乗組員がインバウンドで飛行できなかったため、占有率は20%に低下しました」。

しかし、9つの県にある同社のホテルは、国内旅行者と政府の地元の観光補助金(ラオパイティアオドゥアイカン)牽引されて、堅調な結果を出すことができました。
バンコクと主要都市10か所で、総賃貸可能面積が約50万平方メートルの同社のレンタルオフィス事業では、一部のテナントがスペースを縮小し、新しいテナントからの需要が減少しました。テナントへの影響を軽減するために、オフィスの賃料を引き下げました。これは今年の売上高に半分以上の影響を与えています。

コンドミニアム開発においては、顧客の住宅ローン拒否率が30%であるため控えています。
現在10のプロジェクトで販売されているコンドミニアム・プロジェクトがあります。

以前クロスボンバーでも記事をご紹介させて頂いていたタイ・コンドミニアム投資アナリストの藤澤先生も、しばらくコンドミニアムへの投資は「休むも相場なり」と述べています。
開発側でもそう見込んでいる以上、今は「見」一択なのかもしれません。

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