【編集後記】タイ人が見せる創意工夫に感服する

久々の編集後記です。

日本は、世界でも稀に見るインフラが非常にしっかりしている国の一つです。
電気、水道、ガス、上下水道がきちんと利用できるところがほとんどでしょう。
(本当の田舎の方とかは除いてね。うちの実家もかなり田舎ですから)

温かいお風呂に入れるのが当たり前と思っている人も多いでしょう。

でもタイは違います。
タイ人が住む家では温水器がついているところは、実はまだまだ少ないのです。
バンコクでも主にタイ人が住む賃貸アパートやコンドミニアムなどでは、
最初から温水器がついているところは少ないです。

必要な人は、自分で買ってきて取り付ける必要があります。
私も一番最初にタイに来たときは、地方都市で仕事をしていましたので
ローカルの人が住むアパートを借りていました。
そこでは前述のように、BIG Cなどの量販店で温水器を購入し、エンジニアに取り付けてもらい
初めて温かいシャワーが浴びれたというわけです。

田舎の方だと水回りの環境はもっと大変です。

トイレを流すために汲み置きされた水で、体を洗うのです。
もちろん、シャワーなどついていません。(ついている家もあります)

そういった家が、今でも農村地帯にはたくさんあるんですね~。

運よくシャワー付きの家があったとしても、水量はちょろちょろでもちろんお湯なんてでません。
なのでタイ人は、冬の時期シャワーを浴びるのを面倒く下がる人もいます。

タイに冬? といぶかしがる人もいるかもしれませんが、
タイにもれっきとした冬があります。もちろん、雪なんて降りませんが。

12月から1月あたりが、タイでも冬の時期と言われていて、
気温にして15度前後くらいまで下がります。

日本で15度というと、初夏の気温でしょうか。
そうです。この時期は一年も最も過ごしやすい時期でもあるんです。

それでも温水器なしの水シャワーのみでは、かなり肌寒いですね。
でもシャワーを浴びませんと、人前で恥ずかしい思いをします。
こう見えてもタイ人は、人からの見え方を非常に気にする国民性ですから、
体臭などしてないか常に気にしています。

でも冬の水シャワーは寒い!
温水器は高くて、取り付けられない!

『創意工夫』

人は要に駆られると、あるものを利用して何とかするものです。
「イノベーション」ともいうべきその新発想は、おらが街のエジソンと言うべきなのかもしれません。

そのタイ人『創意工夫』にはいつも驚かされます。

温かいシャワーを浴びたいその一心で作成したのが、この電気ポットを利用した温水器。
こんな発想、いままでありました?

温水器を購入すると2,000~3000バーツほど(約7000円~10500円ほど)費用が掛かるのですが
電気ポットなら安くて200バーツ(約700円)で購入できます。

これならタイの肌寒い冬も乗り切れますね……

ってオイ! とツッコミを入れている方もいらっしゃるかもしれませんが、
要は発想力の問題です。

ナポレオンはかつて言った。
「想像力が世界を支配する」と。

確かに温度調節はできないし、誰かにポットを推してもらわないとお湯がでてこないだろう。
でも今置かれている自分の位置で、欲するものを手に入れるために想像力を働かせること、これこそが才能だと思う。

新型コロナ禍で、観光業など一部の業種では大打撃を受けている。
しかしそれよりも代えがたいのは、命であり健康でいることだと思う。

「元気があれば何でもできる!」

タイ人は、良貨、悪貨が入り交じった外国人が落とすお金に群がらなくとも、
身の丈にあった元々の生活スタイルで、創意工夫を行い、
これからもたくましく生きていける民族なのではないかと私は確信している。

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