【タイ】深夜のルンピニ公園で拉致事件発生!~しかし一体午前3時になぜ?何をしていた?

2020年7月21日。
バンコクの中心地(CBD)内にある大規模公園、それがルンピニ公園。2キロもあるその外周を走る人で早朝はごった返している日もあるほど人気の公園だ。
日本人にもなじみのあるこの公園で昨晩深夜、非常に不可解な事件が起きた。

21日午前3時、登録番号が不明の白いバンタイプのフォルクスワーゲンの車がルンピニ公園を歩く女性を突如拉致しました。ボーイフレンドである男性がとっさにジャンプし車にしがみつき、必死に阻止しようとしました。

その後、車は近くのタイ・ベルジアンブリッジ(タイ=ベルギー橋)ふもとにある標識に追突し事故を起こしました。その拍子に男は跳ね飛ばされ、地面に衝突し足を骨折する重傷を負いました。車はそのまま逃走を続けましたが、赤信号で停車中に女性は脱出することに成功しました。

現在、警察署が監視カメラの画像をチェックし、調査しています。

以上が地元メディアが報じる内容である。
しかし、この事件についていくつか疑問を持った方もいらっしゃるかもしれない。

①登録番号が不明の白いバン
実はタイの車はナンバーをきちんとつけていない車が良く走っている。理由はおそらく日本でいうネズミ捕り、スピード違反対策ではないかなと思われる。タイもカメラ撮影により、バンバン違反切符を切ってくるので、その対策なのかと思われる。つけていなくとも検問さえ引っかからなければ、街中で交通整理をしている警察官や駐屯所にいる警察官は見つけても見て見ぬふりなので、普段運転する分にあまり影響がないのも事実なのだ。あっても車の中に隠していて、「道が悪くてさっき外れてしまったんで…」なんて言い訳するのかもしれない。言い訳上手なタイ人ならもっとうまい言い逃れ方法を知っているかもしれないが、実際に私のバイクに取り付けているナンバープレートもしょっちゅう外れてしまう。道が悪すぎて、ガタガタやっている間にネジが緩んでしまうようだ。

②夜中の3時に何故ルンピニ公園に?
これは地元メディアに特段記載はない。夜間外出令は解かれたとはいえ、観光客もいなく、このような時間に外を歩いている人は非常に珍しい。この女性とは全く別の話しではあるが、このルンピニ公園、新型コロナが発生する以前は、深夜になるといわゆるストリートガールが出没する地帯としても有名な場所であった。ボーイフレンドが助けに入ったということであるが、用心棒や管理側の人間……なんてことも考えられるのだろうか。そうでなければ、この二人は夜中3時の人気のないルンピニ公園で何をしていたのだろうか。

③拉致の犯人は一体何を目的に?
タイは実質社会において、まだまだ人身売買などのビジネスが実際に行われている。貧しい農民や少数民族、不法滞在者を中心に子供をさらって奴隷にしたり、船の上で死ぬまで働かされたり、女性は売春宿へ、さらに臓器売買など……。身元の怪しいストリートガールを狙った、そういった犯罪集団だったのだろうかと頭をよぎってしまう。

とかく、深夜のルンピニ公園は、こういったケース以外にも物取り、強盗、強姦魔などの発生が高く、治安が悪いことでも有名な公園なので、よい子のみんなは絶対にうろつかないように!

 

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