【タイ】デパート営業時間延長。従業員は帰宅時の最終バスに間に合わず、悲鳴!

photo by Khaosod ONLINE

2020年6月10日。

最近は、日系の各報道でもタイは新型コロナ封じ込めにほぼ成功した!という論調をよく見かける。事実最近は、タイへの帰国者以外、国内で新たな感染者はでなくなっている。
そういった背景を考慮し、6月1日から非常事態令の規制緩和措置フェイズ3が施行され、デパートなどの大型ショッピングモールも営業時間が延長され21時まで許可されるようになった。我々がかつて仕事帰りに立ち寄ることができたかつてのショッピングモールが元に戻りつつある。

だが、一方で未だ非常事態宣言下であることも忘れてはならない。そして、夜間外出禁止令中あることも。それはこういったショッピングモールの営業を支えてくれている従業員たちに多くの負担を強いる結果となっているということも。

タイのSNS上では、デパートの従業員からの悲痛な叫びともとれる内容がアップされた。現在、ショッピングモールは21時に閉店を迎えておりますが、それでは通勤で使っている(安価な)バスが利用できないことがわかりました。夜間の門限に間に合うように帰宅するにはタクシーを利用する必要があります。バスに比べてタクシーは交通費が高くつくので、生活が成り立たなくなります。

バンコク大量輸送公社(BMTA)の副局長であるプラユン・チュアイゲーオ氏はこのような意見を述べた。
バンコクの中心部からのBMTAのバス停、またはビクトリーモニュメント周辺では、最終バスの時間を21時に整備する必要があります。なぜならバスの運転手の帰宅時間も考慮し22時までに元のガレージに戻る必要があるからです。すべての従事者が夜間門限を厳格に遵守しなければならない状況なのです。

そのためBMTAは、市内中心部のバスの運行時間を調整できませんでした。デパートの従業員は、最終バスに乗れずに苦しんでいます。家に帰る車はありません。タクシーを使用すれば従業員のコスト負担が増大します。ショッピングモール側は現在、従業員への影響を軽減するために労働時間を調整する必要があると考えています。

4月5月期は、ホテルのレストランで働く従業員が朝食の用意するために出勤しようにも、朝の外出禁止時間のため間に合わず、ホテルでは朝食サービスを取りやめていたところも多かったと聞いています。(それでも少ない宿泊者のために頑張っていたところも多かったのですが)
今は、朝の活動時間は少し改善しましたが、こういった利用者だけの目線ではなく、従業員の部分から逆算していかないと世の中は正常に稼働していかないのだという視点も持つ必要があります。新型コロナが我々にあたえた影響がいかに大きいかを改めて知る必要があります。

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