【タイ】新型コロナで受けた経済的影響とは…

2020年5月20日。

全世界で猛威を振るった新型コロナウィルス。タイではようやく収束の兆しがみえ、4月より生産ラインを停止させていたタイを代表する大企業トヨタモータータイランドも5月より復帰の見込みだ。

過去記事:経済復活へ。トヨタモータータイランドの生産ラインが稼働

とは言え世界的に経済がストップしてしまうという異常事態後、結果経済はどのような状況となっているのか、地元メディアの解説を元にタイではどのようにとらえているのか改めて見ていこう。

タイ経済を支える屋台骨でもある日本を中心とした自動車産業。パーツの生産企業など合わせても10000万社以上あると言われている。その自動車産業の生産は過去30年間で最低レベルに達している。 2020年4月の自動車生産は24,771台で、昨年の同時期から83.55%の減少となった。内訳としては、輸出が13,713台で81.76%の減少、そして国内が10.998台で85.35%の減少となった。

ちなみに1990年近辺では30万4千台の生産能力がありました。

新型コロナウィルスの影響から人に収入と今後の不安のため、家にいてお金を使わなくなった。 そしてすべての市場が縮小の一途でした。 貿易相手国の景気後退も影響しその結果、輸出額は65.15%減少し、12,389.07百万バーツとなった。

タイ産業連盟(FTI)のスポークスマン、スラポン・ファイシタファナポン氏 は言う、

「現在、今年の生産目標が100万台を生産することが可能かどうかは定かではない。 先ずは、2回目の新型コロナ発生があるかどうかを注意深く監視する必要があります。一部の国がロックダウンが解除されたが、その後第二波の発生がありました。 したがって、今年の生産が目標を達成するかどうかを決定することはできません。 新型コロナの状況次第です

タイ政府は新型コロナウィルス流行を抑制するためにあらゆる封鎖措置を実行しました。その結果、支出と消費が減少しました。 したがって一部の事業者は生産、投資を遅らせ雇用を削減しています。中小企業は特に経済流動性の不足によって運転資金が不足しています。農業部門に至ってもの収入と購買力に影響が落ち込み、さらに深刻な干ばつにも会いました。

全世界の人に新型コロナウィルスでよってもたらされる恐怖とは、本当はこれからやってくるのかもしれない。

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