BNK48がイサーン地方でアイドルを目指す~映画「ไทบ้าน×BNK48」1月20日記者会見

指令:イサーン地方へ行き、歌を作ること!

2020年1月20日。

タイ国内もところ変わればで、各地方にはその独特の文化が存在する。その一つ、イサーン地方と言われるタイの東北部にはのどかな田園風景が広がり、豊かな自然とともにうららかな文化が根付いている。そんなイサーン地方を舞台にヒットを飛ばしている映画「ไทบ้าน(タイバーン)」シリーズがなんとBNK48とコラボをすることになった。その「ไทบ้าน×BNK48 จากใจผู้สาวคนนี้」(タイバーン×BNK48 ヂャークヂャイプゥサーオコンニィ)が1月23日に封切りとなのだが、それに先立って20日、マスコミ記者会見が行われました。

映画のあらすじとしては、BNK48支配人のJobさんからメンバー(Namnueng,Noey,Tarwaan,Pupe,Mobile,Namsai,Kaimook)らに、実際にイサーンへ行って歌を作って来るよう指令がでる。都会っ子のメンバーらが、イサーンアイドルになるためにイサーン文化に触れ、農作業などさまざま経験をしていく様子を描いた青春コメディ仕立ての内容となっている。

挿入歌「โดดดิด่ง(ドーディドン)」が3日で500万ビュー達成

映画ももちろんなのだが事前にプロモーションが行われた挿入歌「โดดดิด่ง(ドーディドン)」のフィーバーぶりにも注目だ。全く知らない人にはなんのこっちゃと言うことになるのだが、こちらの曲youtubeでの視聴回数がわずか3日で500万回を突破するという、misonoも島田紳助さんもビックリの熱狂ぶりなのだ。(1月21日現在では800万回超)

果たして何がそんなにウケているのか?

BNK48というと普段はポップな曲を歌うアイドルグループが、モーラムというイサーン地方の独特な歌謡曲の調べに乗せて歌を歌い踊るというそのギャップに、普段BNK48に興味を持たぬものまでこの曲に引き寄せられているのだ。

タイの家族構成をみると日本とは異なり、複数世代が同居する大家族で一戸世帯を形成しているケースが多い。従って、年配の方が聞くような曲も子供のころから身近で感じているものなのだ。これまでのBNK48は日本の曲をタイバージョンにしてプロバイドするケースだったが、その枠を超えて、そういったタイ人のDNAにしみついた親しみやすい曲調にポップソングのエッセンスが加えられ、さらにBNK48というアイドルがパフォーマンスすることによって、全く新しい曲が生まれるということにその人気の秘密があるのかもしれない。

なお「โดดดิด่ง(ドーディドン)」とはイサーン地方の楽器ピン(ギターのような弦楽器)が奏でる擬音を意味する。

BNK48が都心をジャック!

試写会に先立ち行われたプロモーション活動では、BNK48のメンバーが実際にデコトラの上に乗り、都心の街をめぐり、最後は「โดดดิด่ง(ドーディドン)」の曲をバックにメンバーが歩道を実際に練り歩くというパフォーマンスを行った。BTSサイアム駅から隣駅のMBKデパートまで観光客も入り交じり、彼女たちを追いかける人は車道まで溢れかえる熱狂ぶりであった。

Mobileのソロ曲「จากใจผู้สาวคนนี้(ヂャックヂャイプゥサーオコンニィ)」

試写会当日は、いわゆるレッドカーペットということで各出演者は、普段とは異なりよりセクシーな衣装を身にまとっての登場となった。中でも衝撃を受けたのはKaew(ゲーオ)だった。元々メンバーの中でも大人びた彼女が、背中パックリ状態のドレスに身を包み、本人も乗り気なのかしきりに背中を向けるポーズを各方面に行い、カメラサービスに徹してくれていた。

またステージでは、Mobileのソロ曲「จากใจผู้สาวคนนี้(ヂャックヂャイプゥサーオコンニィ)」(訳:うら若き乙女の気持ちより)も初披露となった。しっとりした曲調に映画でこの曲が流れて来たら感動してしまいそうなくらい、Mobileもしっかり歌い上げていた。

なお映画は1月23日よりタイ全国で封切りとなる。タイ語がわからなくても楽しめる内容となっているので、日本人の皆さんもイサーン文化に触れるきっかけとしてご覧になってはいかがだろうか。きっと楽しめるかと思います。お薦めです!

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