日本も見習うべきか⁈~タイのおもしろCOVID-19対策

コンビニや屋台も営業制限へ

4月1日。バンコク都知事は、新型コロナウィルスの感染拡大抑制対策として、「(人が集まる)施設の一時的封鎖に関する告示」第5号を発出し,これまで終日の営業を認めていた屋台やコンビニについて営業時間を規制(24時から翌5時まで閉鎖)するとともに公共及び民間の公園を全面的に閉鎖する旨,発表しました。
詳細は以下の通りです。

【都告示第5号抜粋】
飲食店,ブース型飲食店,食品・飲料を販売するリアカー型店舗及び屋台(持ち帰り用として販売する場合,ホテル内レストランが同ホテルの宿泊客にのみ提供する場合は営業可)。空港区域内にあるレストランと病院内食堂は除く。

第2項 4月2日から4月30日まで、以下の施設を閉鎖。
(1)飲食店,ブース型飲食店,食品・飲料を販売するリアカー型店舗及び屋台(ただし,持ち帰り用として販売する場合,ホテル内レストランが同ホテルの宿泊客にのみ提供する場合のみ,午前5時1分~深夜24時00分の時間帯に限り営業可。本件措置には,空港区域内にあるレストランと病院内食堂は対象とせず,着席して飲食することが認められる。)
(2)コンビニエンスストア,スーパーマーケット,他日用品の販売店について,深夜24時01分から午前5時までの間,営業不可とする。
(3)官民の公園全て。

※在タイ日本国大使館通知より一部抜粋

地方では変わった取り組みも

そのような厳戒体制のタイ王国ではあるが、そのウィルス対策ついては地方自治体にある程度の裁量が任せられている。本日現在バンコク近郊のサムットプラカーン県などでも外出の際にマスクをつけることを義務づけているが、特段罰則はない。

ただ南部のヤラー県では、マスクをつけていない者に体操や腕立て伏せ、地面をたたく(報道では手を頭の上でパチンと叩く体操をさせると言っていた)などの罰則を科し、きちんと消毒ジェルで手をきれいにさせ、マスクを配布しつけさせるという啓蒙活動をしているようだ。

他国では棒で叩くような過激な罰則もあるようだが、映像を見る限りなんとも微笑ましいような、タイらしい罰則である。ただ時すでに笑っていられない状況まできているのは事実だ。日本もいつまでも要請、要請と人任せな弱腰対策ではなく、実際に引き留めてでも啓蒙していくことは見習ってよろしいのではないだろうか。みなさんは、どう思いますか。

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