タイのソーラーパネル市場、導入はエネルギー省見込みの1.6%! 国民性に合わないのか?!

常夏の国タイランドでも、太陽光発電はあまり受け入れられていないようです。

タイの住宅用太陽光発電市場は成長を続けているものの、その潜在能力にはまだ遠く及んでいません。
エネルギー省の試算では、屋根置き太陽光発電による発電能力は 12万1,000MW以上 に達する可能性があるとされています。
しかし2022年の実績は 1,893MW(1.6%) にとどまりました。

サイアム商業銀行(SCB EIC)の調査(2025年)では、回答者の 80%が関心ありだが未導入、9%が導入済み、3%が設置中でした。

導入を妨げる主な要因

①事業者の信頼性や価格比較が難しい
②機器や技術選定が複雑
③許可手続きの煩雑さ
④資金不足(半数以上が自己資金に依存)

消費者は 補助金・税控除・余剰電力の買い取り を重視しており、専門家は 信頼性確保・低利ローン・ワンストップ許可制度 の導入を提案しています。

長期的には 売電自由化やネットメータリング制度 が鍵とされています。

メンテナンス料や故障などランニング費用がかえって高くつく、そもそもタイ人は将来的に得するかどうかより、今すぐ得できるかどうかを重視する傾向があるので、一般ユーザーは長期的な視野は持ち合わせていないというのが実情なのかもしれません。

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