タイ=カンボ国境紛争。豪雨で一時停戦も、ロケット弾28発がタイ側に着弾。住民9万7千人が避難。

7月26日、タイ陸軍第2軍司令部は、タイ・カンボジア国境付近の戦闘状況に関する状況(16時時点)を発表しました。

同司令部によると、同日、現地で激しい降雨があり、両軍は一時的に交戦を停止しましたが、依然として配備された兵力は各自の陣地に留まり、緊張状態は続いているとのことです。
12時時点から大きな変化は見られていません。

避難の状況:

住民の避難は継続的に行われており、タイ東北部4県に設けられた避難所への避難が進んでいます。

・ブリーラム県:1カ所に8,363人
・スリン県:65カ所に39,350人
・シーサケート県:82カ所に35,009人
・ウボンラーチャタニー県:76カ所に14,709人

これまでに計 97,431人(前日比 +9,393人)が、危険地域から避難済みです。

影響のあった地域と被害

ブリーラム県内で被害が確認されたのは、以下の地域です。

・ラハーンサイ郡 コークワーン村 ノーンタノン
・バーングルワット郡 チャントップペット村 サーイトー10およびサーイトー8

これらの地域には、カンボジア側から発射されたと見られるBM-21ロケット弾28発が着弾していますが、民間人の死傷者は報告されていません。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る