タイ南部、アンダマン海の至宝シミラン諸島、一時閉鎖へ。自然にも急速が必要です。
- 2025/5/20
- タイ南部

タイ南部パンガー県にあるシミラン諸島国立公園は、5月16日から10月14日までの5か月間、観光および宿泊の受け入れを休止することを発表しました。
この閉鎖は、アンダマン海のモンスーンシーズンに合わせたもので、自然生態系の回復と次の観光シーズンに向けた整備・準備を目的としています。
なお、パンガー県内の他の観光地は通常通り営業しています。
自然と施設の回復作業
シミラン諸島国立公園では、閉鎖期間中も職員は重要な業務を継続し、自然資源の保護、園内施設の保守、来訪者のための準備に努めています。
特に重要な任務は海中生態系の調査で、シミラン諸島8番島付近のKoek湾やHin Hua Tuaなどの深海ダイビングスポットで、観光の影響を受けないサンゴ礁の回復状況を調査しています。
修理・点検・環境維持
園内では、宿泊施設やオフィス棟、設備類の修繕が進められています。
車両、船舶、救命器具なども点検・整備され、観光シーズン再開に向けて万全な状態を整備中です。
また、ミアーン島、シミラン島、タチャイ島では、定期的にゴミ回収やビーチ清掃が行われており、美しい自然景観と生態系のバランスを維持する努力が続いています。
シミラン諸島とは?
「シミラン」とはマレー語で「9」を意味し、アンダマン海に浮かぶ9つの島々から成る国立公園です。
中でもミィアン島は、白い砂浜と透き通った海が有名で、シュノーケリングに最適なスポットとして知られています。