プーケットのコンドー部屋を破壊したウクライナ女性に対し、この種の事例で初の出頭要請。

プーケットにあるタイ人所有のコンドミニアムが、賃借人の友人ウクライナ女性によって破壊された件について、警察署から異例かつ、初の出頭要請が出されました。

地元警察は、捜査官が当該コンドミニアムの内部を破損したとされる女性の事情聴取を求めています。
この容疑者は、物件を借りていた賃借人の友人とみられている。

「容疑者は最初の出頭要請に応じていません。
近日中に2度目の要請を行い、それでも出頭しない場合は裁判所の許可を得て逮捕状を請求します」と、地元警察署長は述べています。

警察の調査によりますと、ウクライナ人女性は現在もプーケットに滞在しており、国外へは出た様子はないといいます。
警察は、引き続きこの器物損壊事件に関して法的措置を進めています。

一方で、コンドミニアムのオーナーは、32,000バーツのデポジット(敷金、保証金)を借主に返金しなかったことで、ウクライナ人女性が報復として部屋を破壊したのではないかというSNS等での疑惑について、事実関係を明らかにしています。

オーナーの説明によりますと、この32,000バーツは損害補償のための保証金であり、返金を拒むつもりはないと言います。
ただし、返金には契約上の手続きに従う必要があり、即時返金は不可能だったと説明しています。

オーナーが返金できなかった理由

・契約には「費用を差し引いたうえで14日以内に返金する」と明記されており、問題がなければすぐにでも返す意向だった。
・送金は契約者本人の口座に限られており、代理店から送られたQRコードの口座名義は契約者ではなかった。
・退去前に部屋の状態確認のためビデオ通話を求めたが、借主が応じられず、状態確認ができなかった。
・契約者はロシア国籍であり、返金を求めているウクライナ人女性は同居人として登録されていなかった。
・借主には水道代・電気代などの未払いがありながら全額返金を要求していた。

「契約者でない相手に32,000バーツを返せません。あなたなら、見ず知らずの人にお金を返しますか?私は公の場で加害者のように扱われていますが、実際には被害者です」とオーナーは訴えています。

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