バンコク郊外、フェラーリが暴走運転。車3台が絡む衝突事故により炎上。フェ運転手は実業家の息子。

4月23日未明、バンコク郊外ボロマラーチャチョナニー通りで、フェラーリとメルセデス・ベンツを含む3台の車両が衝突する大事故が発生しました。

事故後、フェラーリは激しく炎上し、全焼しました。

車両の価格は、約100万ドル(約1億4,000万円)だと伝えられています。

衝撃の瞬間を防犯カメラが捉える

事故は午前2時6分、白いフェラーリF8 TRIBUTOが猛スピードで右車線を走行中、ブロンズシルバーのメルセデス・ベンツC220の後部に激突したことに始まります。
その衝撃で両車はスピンし、フェラーリはさらに中央車線を走行していたトヨタのピックアップトラックに衝突しました。
その衝撃で、トラックは横転しています。

その後、高級車2台は連続して衝突し合い、ついに両車とも炎上してしまいました。

消防隊が鎮火に20分 運転手らはその場を離れる

消防隊と救助隊はすぐに現場に到着し、約20分で火を消し止めました。

事故後、フェラーリとメルセデスの運転手は車両を放棄し、ピックアップトラックの運転手を助けたあと、その場を去ったと報告されています。

・メルセデスの運転手(29歳):百貨店支店長、病院へ搬送
・フェラーリの運転手(21歳):軽傷を負うも、入院を拒否

警察「過失は明白」、飲酒は全員陰性

地元警察によりますと、3人とも呼気検査ではアルコール反応出なかったと伝えています。
血液検査の結果を待っているところとのことです。

「CCTV映像で過失の所在ははっきりしている。今後、法的措置をとる」と警部補は述べています。

フェラーリの運転手は著名な富豪の息子

その後の調査で、フェラーリを運転していたのは、著名な実業家カモン氏(55歳)の息子、トリラン氏(21歳)であることが判明しました。

カモン氏は2024年に、「10年以上適法に登録されたスポーツカーがDSI(特別捜査局)に不当に押収された」と首相府に訴え出て話題となった人物でもあります。

今回の事故でも父親が息子とともに警察署に出頭し、フェラーリは2022年に妻名義で購入・登録されたもので、保険は最大2,400万バーツまでカバーされていることを明かしました。

「私は息子にいつも注意していました。幸いにも、死者や重傷者が出なかったのは不幸中の幸い。息子に過失があれば、責任を取ります」とコメントしています。

映像みましたが、ぶつかりに行っているとしか思えない走行ぶりでした。

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