=TasteAtlas=「2025年度版 世界最高のシチュー100選」2位パネーンカレー、7位マッサマンカレーなど入選!

世界の料理を紹介するウェブサイトTasteAtlasが、「2025年度版 世界最高のシチュー100選」ランキングを発表しました。

今回のランキングでタイ料理は、2位にパネーンカレー、7位マッサマンカレー、23位タイカレー、26位グリーンカレー、65位イエローカレーがランキングしています。

以下は、TasteAtlasによる料理解説(一部)です。

2位パネーンカレー

パネーンカレー(Phanaeng curry)は、タイのカレーの一種で、濃厚なとろみと、塩気と甘さのバランスが取れたピーナッツ風味が特徴です。

この料理は、ココナッツミルク、パネーンカレーペースト、こぶみかんの葉(マックルートライムリーフ)、ナンプラー(魚醤)、そしてパームシュガーと一緒に肉を煮込んで作られます。

使用される肉は牛肉、鶏肉、鴨肉、または豚肉が一般的で、伝統的には野菜は使われません。

「パネーン」という名前は「交差する(cross)」という意味に由来しており、かつて鶏の脚を交差させて直立した状態で調理する古い調理法にちなんでいると言われています。

なお、マレーシアのペナン州(Penang)との関連が取り沙汰されることもありますが、それを裏付ける明確な証拠はありません。

この料理の最古のレシピは、1890年にMaawm Sohm Jeenが著した料理本『Tam Raa Gap Khao』に記録されています。

7位マッサマンカレー

数あるタイカレーの中でも、「マッサマンカレー(Massaman Curry)」は、その優しい辛さ、甘さ、そして独特な風味で一線を画しています。このカレーは、クリーミーなココナッツミルク、肉、じゃがいも、そしてローストスパイスを使ったカレーペーストの組み合わせで作られます。

中でもココナッツミルクは、タイ料理らしい要素として欠かせず、料理全体にまろやかで濃厚なベースを与えています。

長時間煮込まれることが多いため、マッサマンカレーでは厚切りの牛肉や骨付きチキンがよく使われます。場合によってはラム肉やマトンも使用されます。

マッサマンに使われるスパイスは非常に多彩で、一般的なタイ料理では珍しいものも含まれています。

乾燥スパイスではクミン、コリアンダー、クローブ、シナモン、黒こしょうなど、

それに加えて、生のにんにく、唐辛子、ガランガル(タイしょうが)、レモングラス、タマリンドペースト、パームシュガーがブレンドされます。

この濃い赤茶色のペーストが他の材料と煮込まれることで、奥行きのある複雑な風味が生まれます。

マッサマンカレーの正確な発祥地は、タイ南部か中部かで意見が分かれていますが、中東やインド亜大陸から来たイスラム商人たちの影響を強く受けているのは確かです。

そのため、この料理にはタイでは一般的でない芳香豊かなオリエンタルスパイスが使われているのです。

マッサマンカレーは通常、蒸しご飯と一緒に提供され、アジャット(甘酢に漬けたきゅうりの付け合わせ)が添えられることもあります。

また、砕いたピーナッツやホールピーナッツをトッピングしたり、料理に加えたりすることもあります。

23位タイカレー

タイカレーは、ココナッツミルクまたは水、肉、カレーペーストを使った“スープ状”の料理であることが特徴です。

インドの濃厚でとろみのあるカレーと違い、タイカレーはさらっとしたスープに近いのが一般的で、スパイスのミックスよりも、新鮮なハーブや香り高い葉(例:こぶみかんの葉やバジル)を使うのが好まれます。

タイの多くの家庭では、カレーは日常的に食べられている料理です。

調理法としては主に以下の2種類があります。

・水ベースのカレー
・ココナッツミルクベースのカレー

最も代表的な水ベースのカレーは、「ゲーンソム・プラー(gaeng sohm plah/酸味のある魚カレー)」で、魚やシーフードを使い、タマリンドによる酸味が特徴です。

特に辛いカレーは水ベースであることが多く、ココナッツミルクによる“辛味の緩和”がないため、刺激がストレートに感じられます。

一方で、ココナッツミルクを使ったカレー(レッドカレー、グリーンカレー、イエローカレー、パネーンカレーなど)は、まろやかでクリーミーな風味が特徴で、西洋諸国でも特に人気があります。

さらに詳しい情報は、TasteAtlasの公式サイトより。

https://www.tasteatlas.com/best-rated-stews-in-the-world?

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