フアヒンで観光客に卵を投げつけた容疑者逮捕。Grab利用者を逆恨み。被害者は寛大な対応でしたが…。

ある観光客がSNSで「予想外の体験」として、フアヒン駅の前で卵を投げられた体験を投稿しました。

被害者は配偶者と2人で旅行を楽しんでいたモーリシャス人の女性で、タクシーアプリ「Grab」で車を呼んだところ、何者かに卵を投げつけられ、衣服が汚れてしまったと語っています。

この出来事は4月17日午後7時ごろ発生し、「Life in Hua Hin」というFacebookグループに投稿されたことで多くの注目を集め、加害者への非難が広がりました。

警察の対応と容疑者の逮捕

事件を知った警察はすぐに捜査を指示します。
監視カメラ映像の解析から、4月12日から17日の間に同様の事件が3件あったことが判明しました。

その結果、警察は2名の容疑者バイクタクシー運転手と16歳の少女を逮捕しました。
両者とも犯行を認めています。

供述によりますと、犯行動機は最近の収入減の原因がGrabにせいだと思い込み、「自分たちの顧客を奪っている」と逆恨みしたことに起因していると話しています。

観光客を傷つける意図も、フアヒンの評判を落とす意図もなかったと主張しています。
警察は証拠を押収し、法的手続きを進めています。

観光客の反応

その後、夫婦は以下のような感謝のメッセージを投稿しました:

「卵事件の後、フアヒンの皆さん、そして観光客の皆さんの励ましに心より感謝します。
警察はプロフェッショナルに対応し、容疑者と直接会って話す場を設けてくれました。
警察官の皆さん、そして協力してくれた日曜スタッフに感謝します。」

「加害者は貧しい家庭の若者です。私は教育者として若者と関わっているので、彼らのストレスやプレッシャーも理解しています。
ですから警察には、今後同様の事件を防ぐため、警告だけにとどめてほしいとお願いしました。」

被害者が良い人でよかったですね。
ただタイに住む者の立場からすると、犯罪者を甘やかすことが、本当に本人の為になっているのかは疑問です。
このような行為をして、「観光客を傷つける意図も、フアヒンの評判を落とす意図もなかった」と話していますが、観光客に向けて何度も同じことをしていて、とても反省しているとは思えない言葉です。
被害者が教育者であるのならば、罪を許すことはしても、犯罪を容認するようなことはよくないのではないでしょうか。
これはただただ犯罪を容認しているだけで、犯罪者を改心させてはいないのです。

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