タイのグルメ観光が2位と急成長中! 1位は日本、美食観光の王者に【Kenetixs社調べ】

タイは世界の美食観光(ガストロノミーツーリズム)市場において高い可能性を秘めているものの、現時点では日本が依然としてトップの座にあることが、Kenetixsコンサルティング社による最新調査で明らかになりました。

【調査概要】

今回の調査「タイ料理のイメージ評価およびミシュランガイド・タイ2024」は、以下の合計4,200人を対象に実施されました。

・外国人旅行者3,000人(オンライン回答1,800件、インタビュー1,200件)
・タイ人旅行者1,200人(オンライン800件、インタビュー400件)

【2024年 美食観光の目的地ランキング】

順位 国・地域 得点(2024年) 2023年比
1位 日本 64% +8ポイント
2位 タイ 53% +9ポイント
3位 中国 35% +5ポイント
4位 韓国 33% +5ポイント
5位 シンガポール 28% +1ポイント

【ミシュランガイド・タイ2024の認知度と影響】

・外国人観光客の83%がミシュランガイド(レストランや宿泊施設)を認知。
・タイ人観光客の認知度は57%

外国人観光客がミシュラン掲載レストランで食事をした際の評価(2024年)

・総合満足度:93%(前年95%からやや減少)
・SNSなどでの体験共有:84%(前年85%)
・再訪希望:92%(前年と同水準)
・他の人への推薦:97%(前年と同水準)
・他のミシュラン店への訪問:94%(前年95%)
・タイを美食観光地として推薦:97%(前年と同じ)

【ミシュランガイド・タイがもたらす経済効果】

・2024年、外国人観光客の24%がプロジェクトの存在を認知
・そのうち11%が、タイを訪れる決め手になったと回答

・関連する飲食支出による追加収益は、2023年:約2億6,299万バーツ →2024年:約4億7,985万バーツに増加

【タイ人観光客の反応】

・総合満足度:96%(前年92%から向上)

【ミシュラン・グリーンスターの認知度】

・外国人観光客:28%
・タイ人観光客:21%

※このグリーンスターは、社会的・環境的責任を果たす優れたレストランに授与される賞です。

タイの美食は確実に世界の注目を集めており、観光資源としての価値も年々高まっています。

一方で、日本の確固たるブランド力と経験には、未だ差があることも事実といえるでしょう。

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