タイの空港内に喫煙室は必要?不要?「喫煙室を設置しても副流煙の危険を解決できない」
- 2025/2/7
- バンコクとその近郊
![](https://x-bomberth.com/wp-content/uploads/2025/02/fdfa-1024x651.jpg)
2月6日、ラーマティボディ病院医学部タバコ管理研究センターのウィット准教授は、タイ空港公社(AOT)が空港内に喫煙室を設置する許可を求めた件についてコメントしました。
タイ公衆衛生局長の報告によると、副流煙には安全なレベルは存在せず、喫煙室を設けても副流煙の危険を解決できないとされています。
空気の分離や空気清浄機を使用しても問題は解決しないとのことです。
また、世界保健機関(WHO)は、喫煙室の存在は、特に清掃業務を担当する職員に二次喫煙や三次喫煙のリスクを及ぼすと指摘しています。
「喫煙室がない空港で喫煙したい人々のための解決策の一つは、禁煙ガムやニコチンパッチなどのニコチン代替製品を空港内で販売することです。
これにより、喫煙欲求を抑えたい人々が利用できるようになります」とウィット准教授は述べました。
この方法は、喫煙室を設置するよりも投資コストが低く、維持管理の負担も少なく、空港の空気汚染も防ぎます。
これは、スワンナプーム空港をグリーンエアポートにし、利用者全員の健康に優しい環境を目指すAOTの方針とも一致しています。