タイ政府、月探査用ホドスコープの開発で中国と協力。

タイはもう、何でもかんでも中国様様です。

タイ政府は2月4日、中国との協力のもと、月周辺の環境を探査する宇宙船を支援するホドスコープの研究開発を進めることを承認しました。

※ホドスコープ…宇宙線や放射線などの荷電粒子の飛跡および飛行時間を観測するための装置

タイの高等教育省は、中国国家航天局(CNSA)と共同で「MATCH(Moon Aiming Thai-Chinese Hodoscope)」を開発する予定です。

スパマス・イサラバクディ高等教育相によりますと、このホドスコープは同省と中国国家航天局の覚書(MOU)に基づき開発され、中国の月探査機「嫦娥7号(Chang’e 7)」に搭載される予定です。

このホドスコープは、中国の「国際月面研究ステーション(ILRS)」プロジェクトの一環として、2026年に月の南極エイトケン盆地に向けて打ち上げられます。

イメージです。

 

MATCHの目的と進捗状況

MATCHは高エネルギー荷電粒子を測定し、月面での宇宙線の研究を行うことを目的としています。
さらに、タイ国内で初めてホドスコープの組み立てにマグネシウム合金が使用されたとスパマス大臣は説明しています。

現在、タイ国立天文学研究所で組み立てや電磁適合性試験、モデルエンジニアリングが進められている。

このプロジェクトによって得られる科学データはタイにとって初めてのものであり、貴重な研究成果となることが期待されています。

スパマス高等教育相は、「これらの課題を克服することで、タイが宇宙探査においてその潜在能力と準備の整った国であることを世界に示すことができる」と述べています。

 

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