バンコクの大気汚染、深刻化増す。ドンムアン空港で濃霧による視界不良、複数便がスワンナプーム空港へ迂回。

タイ政府は、公共交通機関1週間無料サービスの成果やアセアン地域が協力してくれないと大気汚染対策はできないなどと、自身の無策の体たらくによる批判をかわそうと必死の言い訳を行っていますが、その間にも被害は悪化するばかりです。

バンコクのドンムアン国際空港では、2月2日朝に発生した濃霧により視界不良となり、複数の便がスワンナプーム国際空港への迂回を余儀なくされました。

午前7時の時点で空港上空の視界は、150メートルまで低下していました。

迂回した便の中には、中国・ハルビン発のエアアジアX便(XJ901)も含まれていました。

PM2.5濃度が健康被害レベルに

バンコク都庁が運営する「バンコク大気質ウェブサイト」の報告によると、この日の朝の時点でバンコクの複数の地域においてPM2.5の濃度が健康に害を及ぼすレベルに達しておりました。

また、ドンムアン空港への着陸を試みた複数の便は、視界が回復するまで空港上空を旋回しながら待機する必要がありました。

このような影響を受けた便には、チェンマイ発のタイ・エアアジア便(FD3417)や、インド・アーメダバード発のタイ・ライオンエア便(SL213)などが含まれています。

このような事象は、バンコクの大気汚染の深刻さを浮き彫りにしています。

どんなにタイ政府が言い訳に奔走しても、断固たる対策の実行以外に、実害から逃れられる術はありません。

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