「森林火災は終身刑または死刑」中国、PM2.5対策で勝利宣言! タイ政府はやる気なし!

タイ環境学者協会の環境・健康専門家ソンタ氏が、タイの大気汚染政策に苦言を呈しています。

「中国は『2025年までに青空』政策でPM2.5粉塵戦争に勝利を宣言しました。どうやって実現したのでしょうか?一方、タイは同じ場所にとどまっています。」
「中国は2013年に、特にPM2.5に対処するための国家的行動計画を始めました。」

中国が、PM2.5粉塵戦争でタイを上回ったその方法とは、以下のようなものが上げられます。

①化石燃料を使用する工場の閉鎖、アップグレード、そして首都からの移転。

②空気汚染法を厳格に施行するために、環境保護警察部隊の設立。

③北京で7万台以上の古いタクシーを電気タクシーに置き換え、ディーゼルバスとガスバスを電気バスに改造する政策を実施しました。
個人用にも手頃な価格の電気自動車を生産し、推奨しています。

④北京市の緑地は、都市全体の50%をカバーするように増加しています。
違法な屋外焼却行為への法の厳格な執行も行われ、農地を含むすべてのエリアで屋外での焼却は禁止され、森林火災は終身刑または死刑に処されるとあります。
屋外でのグリル行為も禁止されています。

⑤工場の運営者や違法な屋外焼却に関わる個人に対して意識の向上と規制の確立。その後、厳格な法執行が行われます。

一方タイでは、稲わらの焼却、サトウキビ畑、狩猟火、ディーゼル車からの黒煙、厚い煙を出す屋外バーベキュー、コミュニティ近くの都市部の工場、山のゴミの火災、国境を越えた粉塵、などが日常的に発生しています。

タイ政府は・・・問題が解決できないのか、それとも解決する意思がないのでしょうか?

それは毎年やってくるイベントと化しており、大気汚染が収まったあと忘れてしまい、大気汚染がやってくると再び話し始めます。
このサイクルは、ほぼ10年にわたって続いています。

中国政府は、こういう時の実行力がすごいものがあります。
タイ政府は…、ダメですね。

 

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