「こどもの日」に清潔な空気をプレゼント? 10日間のみ、焼き畑サトウキビの購入の停止を企業に協力要請。

サトウキビ・砂糖委員会事務局(OCSB)は1月5日、ミト・ポン・シュガー社とタイ・ルーン・ルアン・シュガー・グループの2大砂糖企業に対し、焼き畑方式で収穫されたサトウキビの購入を停止するよう指示しました。

サトウキビ・砂糖委員会事務局局長は、全国の58の製糖工場に対し、コスト削減のために焼き畑を行うプランテーションからのサトウキビの購入を停止するよう協力を要請したと述べています。

この協力期間は1月3日から12日までであり、1月12日のタイの「子どもの日」を前に、子どもたちへの贈り物として清潔な空気を提供することを目指していたと同局長は説明しています。

2社の製糖工場に焼き畑からのサトウキビ購入停止を指示

ほとんどの工場がこの要請に全面的に協力したものの、ミト・ポン・シュガー社とタイ・ルーン・ルアン・シュガー・グループの6つの工場だけが非協力的だったと伝えています。

その結果、ミト・ポンとタイ・ルーン・ルアンの両社に対し、OCSBからの「協力要請」に従うよう6つの工場に指示するよう求めました。

焼き畑からのサトウキビ購入比率

  • スパンブリー製糖工場(58.8%)
  • ウドンタニー・タイ製糖工場(41.68%)
  • ガラーシンのミト・カラシン工場(35.66%)
  • ノーンブアラムプーのエラワン製糖工場(27.05%)
  • サコンナコンのタイ・ルーン・ルアン工場(26.99%)
  • コンケンのルアム・カセッタコーン工場(20.06%)

局長によりますと、今年に入ってから数日間で、これらの製糖工場は焼き畑からのサトウキビを400万本購入し、これは40万ライ(約64,000ヘクタール)の森林を焼き払い、1,000トンのPM2.5粉塵を発生させることに相当するとしています。

なんだかツッコミどころの多いニュースです。
・先ず、協力要請程度で口では「協力する」と言っても、本当に協力するのかどうか。
(協力しなくても、罰則等なし)
・期間がたったの10日間。(その後、購入し放題)
・こどもの日にきれいな空気をプレゼント?!(プレゼントされなければ、もうきれいな空気が吸えない国なのか?)

そんなことをするよりも。焼き畑農業をする農家をかたっぱなしから、処罰すればよいでしょう。
いや、今取締りしなければ、一生このような習慣はなくならない。待ったなしの問題です。

ああ、急にエヴァンゲリオンのアスカ・ラングレーが憑依してきました。
「あんた、バカァ?」

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