中国の電気自動車メーカーHozon Auto、タイで400人を解雇:販売減少と再編計画が背景

中国の電気自動車(EV)メーカー「Hozon Auto」は、事業再編計画の一環として、タイで約400人の職を削減する予定です。
12月25日に報じられたニュースによれば、同社は今年のタイ国内販売が45%以上減少したことを受けてこの決定を下したと伝えられています。

上海に本社を置くHozon Autoは、販売減少により資金繰りが悪化し、浙江省の工場での生産を停止し、従業員を削減する事態に追い込まれています。

Hozon Autoは「Neta」ブランドでEVを生産しています。
同社のタイ法人「Neta Auto(Thailand)」は、バンコク・ミンブリー地区にあるBangchan General Assembly工場でNetaブランドのEVを製造しています。

報道によりますと、400人の工員削減には、Neta Auto(Thailand)およびBangchan General Assemblyの工場従業員が含まれているとのことです。

販売と財務状況の悪化

Neta Auto(Thailand)は、2024年1月から11月の間に前年同期比で45.8%の販売減少を記録し、Neta V、Neta VII、Neta Xモデルを合わせて6,534台を出荷しました。

ビジネスインテリジェンスプラットフォーム「Creden Data」によると、同社は2023年に18億バーツの純損失を計上しています。
前年には8,077万バーツの利益を記録していましたが、現在大幅な悪化となっています。

2019年の設立以来、2023年までの5年間で累計売上高は77.8億バーツに達しましたが、累積損失は17.2億バーツに上っていると伝えられています。

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