絶滅危惧種:タイのカモシカ「リアンパー」を発見!ラムサール湿地が示す豊かな生態系。

絶滅危惧種「リーアンパー」、タイ初のラムサール湿地・カオサムローイヨート国立公園で発見!

1タイ・プラチュワップキーリーカン県にあるカオサムローイヨート国立公園のポンサトーン園長は、12月11日の巡回中に絶滅危惧種であるリアンパー(Serow、カモシカの一種)を発見したと発表しました。

このリアンパーは険しい石灰岩の山頂に姿を現し、遠くからでもはっきりと確認できたとのことです。
これは非常に珍しい光景であり、この地域の自然がいかに豊かであるかを示しています。

園長は、観光客や地域住民に対して、自然保護への協力を呼びかけ、野生動物に関する違法行為を見つけた場合は国立公園のスタッフに通報するよう促しています。

リアンパー(タイ語では「イェアンパー」や「コーラム」とも呼ばれる)は、ウシ科の哺乳類で、急峻な崖や高地に適応した体の進化を遂げています。
現在、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されており、タイの法律では「保護動物」に分類されています。

カオサムローイヨート国立公園は、面積約98,000ライ(約156平方キロメートル)を誇り、タイで最初に国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されました。
ここには、石灰岩の山、マングローブ林、草原、湿地など多様な生態系が広がり、多くの野生動物の生息地となっています。特に、水鳥や渡り鳥など300種類以上の鳥類が確認されています。

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