船井電機の経営破綻で「船井タイランド」連鎖倒産。831人解雇、補償なしで労働者の抗議、収まらず。

船井電機の突然の経営破綻の騒動、タイではまだ収まりをみせていません。

11月21日、タイ・ナコンラチャシーマー県パークチョン地区で、船井タイランドが従業員831人を解雇し、補償や退職金などを一切提供しなかった件で波紋が広がっています。
この企業は11月13日に最後の給与を支払い、14日にタイ国内での閉鎖を発表しました。
これにより、多くの従業員が生計の道を絶たれ、抗議活動を行っています。

ナコンラチャシーマー社会保険事務所は、パークチョン郡庁舎で解雇された従業員を対象に失業者登録を開始しました。
法律第39条および40条に基づき、登録者は180日間にわたり給与の50%が補償される予定です。

突然の解雇に対する抗議活動

同日午前10時30分、解雇された従業員100人以上が工場前で抗議を行い、補償や救済措置を求める声を上げました。
一部の労働者は生活費を賄う手段がなく、深刻な経済的困難に直面していると述べています。
「こんな簡単に解雇されるのでは、どの工場の労働者も安心して働けません」と訴えました。

船井タイランドは、日本にある親会社が経済危機で破産申請を行った影響を受け、電子部品を製造するタイ子会社が閉鎖に追い込まれました。
補償や支援のない解雇により、従業員たちは今後の生活に不安を抱えています。
一部の従業員は涙ながらに「今後どうすれば良いかわからない」と心情を語っています。

船井電機の経営破綻は、聞けば聞く程、お粗末な内容で、破綻宣告の取り消しを申告していますが、自己保身を図る前にきちんと後始末をしてからにしてほしいものです。
日本企業の恥さらしと言われないよう、失業者補償を行ってください。

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