ノンタブリー県フクロウ市場で殺傷事件。フェンスを「少しだけ」動かしたと主張するも…。

10月26日午前1時30分、ノンタブリー県のフクロウ・ナイトマーケット(ตลาดนกฮูก)で、女性が刺されたという通報が警察に入りました。

現場では、30歳のシリカンヤさんと31歳のヌサラさん(姓非公開)が刺され負傷していました。シリカンヤさんは左腕と左背部、ヌサラさんは左肩を刺され、応急処置の後、病院に搬送されました。

警察は、40歳のチャンタナーさんを現場で逮捕し、凶器のナイフも押収しました。
調べによりますと、チャンタナーさんは夫と4歳の娘と共に夕方から市場でおもちゃを売っており、午前0時ごろには帰宅の準備をしていたとのことです。
彼女は自分の車が近くのフェンスにぶつかることを恐れ、フェンスを少し動かそうとしましたが、それを見た相手側が抗議しにやってきて、口論に発展しました。

チャンタナーさんによれば、相手が口論を挑んできたため、彼女は車に戻って果物ナイフを取り、防御のために構えましたが、最終的に2人を刺してしまったと説明しています。
「自分を守るためだった」と話しているとのことです。

夫のジェットさん(60歳)によりますと、車をバックさせようとした際、妻がフェンスにぶつかることを恐れて少し動かそうとしたところ、相手から「他の人は出られるのになぜ出られないのか」と声を上げられ、そこからトラブルが起こったと説明しています。

被害者の友人であるルンアルンさん(31歳)は、「売り場について話している際に、友人が口論している声を聞き、駆けつけましたが、相手はナイフを持ち出していました」と証言しています。

警察はチャンタナーさんを逮捕し、「正当な理由なく公共の場で武器を携行し、他者に怪我を負わせた」罪で取り調べを行っています。

タイ人が言う「少しだけ」というのは、ものすごい主観的な立場での「少し」であって、基本的に相手にとって迷惑かどうかということは考慮されていませんので、トラブルに発展しがちです。

そしてトラブルに発展すると、必ず用意してある武器を取り出すので、大事になりがちです。

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