日本から母親が「息子を求めて〇千里」。死亡届けの次の日に、携帯から不審な金の無心メール。

日本人のヨシミさん(66歳)は、息子の西たかひろさん(36歳)が2020年以来連絡が取れなくなっており、タイで失踪してしまったとバンコクのクロンタン警察署に届けを提出しました。

その後の調査の結果、たかひろさんは2020年3月5日にノーン​​カイ入国審査を通じてタイに入国したことが判明しています。
2020年6月29日に、母親とLINEで連絡を取って以来、消息がつかめなくなっています。

タイ滞在中のタカヒロさんは、2020年11月10日に友人のMaresuke T.(名前は誤っている可能性があるので、タイメディアの記載の通りに記述)とともに横領容疑で逮捕されていました。
裁判所は同日、Maresuke T.のみ保釈を認めています。

その後、Maresuke T.さんのタイ人の妻が、それぞれの保証人として保釈金10万バーツを差し入れ、2020年11月18日、タカヒロさんの保釈も認められました。

そして2021年3月5日、タカヒロさんは、2022年までビザを延長しています。
しかし2022年9月8日には、警察はタカヒロさんが保釈中に行方をくらましたとして、再び逮捕状が出されています。

年が変わって2023年6月9日、日本にいるタカヒロさんの母親は、息子(たかひろさん)から治療費として100万円を要求するメールを受け取っています。
母親は、日本の銀行を通じ、要求金額を送金しました。

2023年6月21日には、さらに30万円(2,070ドル)を要求する別のメールを母親が受け取り、やつれた様子の息子の写真が添付されていたと伝えられています。
しかし、不審に思った母親は、今回送金しませんでした。

タカヒロさんの親族が入国管理局に問い合わせたところ、タカヒロさんがタイを出国した記録は見つかりませんでした。
そして現在に至っています。

2024年8月6日、クロンタン警察署は、Maresuke T.さんのタイ人ガールフレンドに事情聴取を行いました。

その後、チェンマイのサンサーイ警察署の記録により、2023年6月8日にタカヒロさんが死亡していたことが判明しました。
記録によれば、肺炎による病死とのことでした。

しかし疑問なのは、死亡届けが出された翌日、100万円を無心するメールが母親の下に届いているという点です。

母親は、息子の死に異議を唱えていませんが、身元の確認を望んでいます。

一方、Maresuke T.のビザは期限切れであることが判明したため、不法滞在の罪で起訴される予定とのことです。

タカヒロさんの母親から金銭を要求するメールと、食費や宿泊費にクレジットカードを使用したことに関して、警察はさらなる調査を進めています。

 

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