タイでは車が優先です。やって来る車は停まりません。横断歩道を横断中の中国人観光客が、トラックにはねられ死亡。

３月１日、サムットプラーカーン県バンボーのバンナーガーデン通りで、横断歩道を利用していた中国人観光客がピックアップトラックにはねられ死亡しました。

タイ人の旅行ガイドによりますと、被害者は３月１日の朝にバンコクに到着した中国人観光客のグループの一人で、その日はそのグループをバンコク観光ツアーに案内していたといいます。

被害者はホテルの部屋を出て、向かいにあるコンビニで何かを買おうとしていました。
男性がホテルに戻る途中、クラクションを鳴らしながら猛スピードで走行していたピックアップトラックが停止せず、交差点で被害者をはね、そのまま走り去っていきます。

救急隊が、心肺蘇生を施し被害者の命を救おうとしましたが、彼はその場で死亡しました。

目撃者によりますと、トラックの運転手は、近くのコンビニにしばらく立ち寄った後、そのまま走り去って行ったとのことです。
警察の調べでは、ピックアップトラックは偽のナンバープレートを使用していたとのことです。

続報では、事故を起こしたピックアップトラックが、バンプー地区の建設会社に駐車していたことが判明したとあります。
トラックは、左側前方に衝突した形跡がありました。
しかしドライバーは、すでに逃亡していました。

持ち主の情報を確認したところ、若い女性であることが判明します。
この女性に事情を聴いたところ、このピックアップトラックはカンボジア人労働者に転売したと主張します。

警察は、車の所有者の取り調べをさらにつづけるとのことです。