逆走バイクの取り締まりに「なんで俺だけ…」逆ギレするタイ人たち。結論:どっちもどっちです。

8月3日朝方、普段私が通勤で利用している道路に、一人の警察官が立っていました。

この道路は毎朝利用していますが、警察官が立っているという状況をここ数年見たことがありませんでした。

その道は一方通行なのですが、毎朝多くのバイク乗りたちが逆走して来て、いつも冷や冷やさせられる道でもあります。

それでも、警察が少なくともここ3年は、取り締まりなど行った形跡はありませんでした。
それ故に、何か別の事件や事故で警察官が立っているのだろうと当初は考えました。

しかし、その警察官が立ち尽くす遥か前方で、多くのバイカーたちが立ち往生している姿を発見しました。

そう、彼らは逆走して取り締まりを受ける可能性に躊躇していたのです。

「一応、悪いことをしているという認識はあるんだ」
私はそう思いました。

ある者はそこに踏みとどまり、ある者は諦めてもと来た道を戻ったり。。。

すると、このケースがニュースになっていました。
やはり、この道を利用する者や付近の住民から、毎朝無法に逆走してくる荒くれバイク乗りたちに危険を感じ、警察を呼んだようでした。

しかし、今度はバイク乗りの方からクレームが来ます。
「すり抜けて逃げて行った奴らは罰せられずに、なんで俺だけ罰せられるのか?」

日本人のみなさんからするともはや子供の言い訳よりひどいものですが、タイでタイ人と仕事をしていると似たような言い分と日々戦わなければならないので「来たか」といった程度にしか感じません。

地元メディアは提案しています。
次回はもっと大勢の警察を引き連れて、取り締まりをするべきだと。

究極の個人主義の国ですから、法律よりも自らの「サバーイ」が優先されるのが慣習ですが、最近は市民も警察も結局どっちもどっちなんだという結論に達しています。

 

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