タイから世界へ。オリジナルタイティーで有名な「チャートラムゥー(Cha Tra Mue)」を知っていますか?

タイでもっとも有名なお茶ブランド「チャートラムゥー」をご存じでしょうか。

始まりは1920年でした。
103年の歴史を持つ、タイの飲料ブランド「チャートラムゥー(Cha Tra Mue、ชาตรามือ)」は国内での人気だけでなく、その独特の風味で海外のお茶愛好家をも魅了しています。

ベトナムでも、ホーチミン市初の支店が本日オープンとなり、お茶愛好家たちの長い列をなす姿がSNSで垣間見ることができます。

同社の海外市場への拡大はここ10年間で着実に進んでおり、すでにブルネイ、カンボジア、香港、中国、シンガポール、フィリピン、ミャンマー、マレーシア、韓国に支店を設けています。

収益面では、タイ・ティー・インターナショナル傘下で運営する「チャートラムゥー」は、2022年に21億バーツ以上の総収入を記録し、前年の19億バーツから6.4%増加しています。
同社はまた、3,400万バーツを超える純利益を達成しています。

現在同社は、ルアングリティデット家の次世代であるディッタポーン氏とセッタキット氏によって運営されています。

このブランドの起源は、8人の兄弟が中国からタイに移住してきた1920年まで遡ります。

「サペ」という名前の三番目の兄弟は、「リムメンキー(ลิมเมงกี)」という中国茶店を開き、中国茶製品を輸入して販売しました。
20年間営業を続けた後、第二次世界大戦中の戦火で店が破壊されるという不幸が襲いました。

その後、ヤワラート(バンコクの中華街)に移転し、中国茶、ウーロン茶、紅茶などを販売しました。
しかし当時、熱いお茶は暑い気候に住むタイの消費者の好みを捉えることができませんでした。

1945年、同社は赤茶を輸入し、氷で冷やして提供するおいしいタイ茶と紅茶のレシピを作成しました。
それが、「チャートラムゥー」ブランドの始まりでもあります。

「チャートラムゥー」の人気は、消費者の要求に応えるための数多くのドリンクレシピの導入により成長しました。

緑茶でもミルクティーでも、このブランドとその飲料はここ数年で大きな認知度を獲得しました。

このように「チャートラムゥー」は長い歴史を持つブランドですが、タイの消費者の間で話題になったのは6年前にローズ ティーが登場したことでした。
これにより飲料の売り上げが伸び、さわやかな飲み物を求める顧客に人気の選択肢となり売り上げの急増につながりました。

同社のブランドの成功はお茶だけに留まりませんで、ソフトクリームやお茶製品も国内外で人気となっています。
中でも売れ筋商品となっているのは、母の日を祝うジャスミンの花を混ぜた緑茶、低カロリーの緑茶、レモンヨーグルト緑茶などの健康的な商品です。

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