バンコク首都圏に新たな鉄道4路線! 一部計画の変更も余儀なく。2028年の閣議承認申請目指す。

タイ都市鉄道公社(MRTA)は、バンコクと周辺地域の交通網を拡充するため、総事業費約1,750億バーツに上る4つの新たな都市鉄道プロジェクトを進める方針を明らかにした。
4路線の総延長は64.8キロメートルで、ブラウンラインとシルバーラインについては2028年の閣議承認申請を目指す。

MRTAによると、計画されているのはブラウンライン、グレーライン、シルバーライン、ライトブルーラインの4路線。
モノレールやライトレール(LRT)を活用し、バンコク都心部と郊外の交通アクセス改善を図る。

ブラウンラインは、ケーライ~ラムサーリー間の全長22.1キロメートル、20駅を結ぶモノレール路線で、事業費は約417億バーツ。
当初は2027年の閣議提出を予定していたが、ンガムウォンワーン通りなどに計画されている高速道路との用地共有について協議が続いており、2028年に延期される見通しとなった。

グレーラインは、ワチャラポン~トンロー間の全長16.3キロメートル、15駅を結ぶモノレール路線で、事業費は約290億バーツ。
バンコク都庁からMRTAに事業が移管され、現在は計画内容の見直しが進められている。
環境影響評価(EIA)はすでに通過しているという。

シルバーラインは、バンナー地区からスワンナプーム国際空港までを結ぶ全長19.7キロメートル、14駅のライトレール路線で、事業費は約890億バーツ。
今回の4路線では最大規模となる。

同路線は2段階で整備する計画で、第1期はバンナー~タナシティ間の14.6キロメートル、第2期はタナシティ~スワンナプーム空港間の5.1キロメートル。
MRTAは空港南側の旅客ターミナルとの接続について、タイ空港公社(AOT)と協議を進めている。

シルバーラインの詳細調査には約1年間を要する見込みで、2028年の閣議承認申請を目標としている。

一方、ライトブルーラインは、ディンデーン~サトーン間の全長6.7キロメートル、9駅を結ぶライトレール路線で、事業費は約147億バーツ。
ただし、都市鉄道網の基本計画では補助路線に位置付けられており、MRTAはシルバーラインとグレーラインを優先して整備する方針だ。

今回の4路線が実現すれば、バンコク首都圏の鉄道ネットワークがさらに拡大し、郊外から都心部への移動やスワンナプーム空港へのアクセス改善が期待される。

ただし、いずれも現時点では計画・調査段階にあり、具体的な着工時期や開業時期は発表されていない。

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