タイの『九州じゃんがら』ラーメンは絶賛営業中です!
- 2021/2/22
- 日本料理
タイ在住者の方は、以前トンローのJ AVENUE2階に『九州じゃんがら』ラーメンがあったのはご記憶あるだろうか。
日本にいた時は、よく原宿店や赤坂店でリピートしていた大好きなラーメン店だったので、バンコクに出店すると聞いた際は、とても期待を寄せていたものだった。
しかしその若干日本とは異なるラーメンラインナップと、客単価300~400バーツという(今でこそ大分当たり前になったのだが)その価格設定が当時受け入れられなかったのか、早々と閉店する結果となった。
しかし、閉店は異なり。
『九州じゃんがら』はバンコクで営業を続けていたのです。
閉店では移転だったのです。
もう2年は経つだろうか。
場所は、BTSプルンチット駅前にあるパークヴェンチャーというオフィスビル一階に居を構えている。
場所柄、昼時はタイのOLさんなどで、狭いカウンターはいっぱいになっている。
それもそのはず。
以前は日本人やタイ人のお金持ちをターゲットにしていたその価格設定を大幅に見直し、一般のタイ人の人にも利用しやすい価格で勝負していたのだ。
移転当初は正直もっと安く提供していたのだが、最近はメニューも一新し、もうちょっと上げてきた。
それでも日本の本格ラーメンを149バーツ(約520円)から楽しめるのは非常に嬉しい設定だ。
もう有名店は、300バーツじゃがっつりいけない、満足できないラーメン屋が多すぎる。
らーめんはもっと気軽に、気楽に楽しみたい。
財布の中身と相談しながら、ちびちび食べるのは味気ない。
高級ラーメンの出店ラッシュにはもう飽きた!というのが最近の筆者の口癖だ。
そんな気軽に、気楽に楽しめる形で営業を続けているのが、タイ『九州じゃんがら』ラーメンだ。
タイでは、『九州じゃんがら』と言えば…、のぼんしゃん、こぼんしゃんがない。
今あるのは、ブラック、レッド、九州と味噌ラーメンの4種だ。
今回は、ブラックを選択。
麺は、お馴染みの細麺。
成長した男子には、サクッとひと玉平らげてしまうので、替え玉するかご飯ものが必要になる。
タイOLなら一杯で十分だろう。
豚バラチャーシューもタレが染みてる系で、らーめんと一緒にほおばるとうま味が口の中で広がる。
絶妙だ。
しかし、スープはやはり価格なりだ。
昔、環七のなんでんかんでんが、あまりにも流行っていた時、スープが足りなくなるので、お湯でジャンジャン割って臭いけど薄いスープでお客さんに提供していたというが、ここのスープもお湯で割った感が否めない。
しかし、それは仕方ない。
企業努力で、価格を下げなければならなかった以上、どこかにしわ寄せは来る。
正直、厨房はこんな形だ。
らーめんをゆでて、スープの素をお湯で割った形なのだろう。
おそらくそのスープの素の割合を少なくして、利益をなんとか捻出しているのだと思われる。
いろいろ仕方ない。
パークヴェンチャーのある辺りは、平日こそオフィス街のOLで賑わうが、土日や祝日などになれば、人の出入りはパッタリだ。
一等地ながら、集客数はさほど見込めない。
私だって、この辺りに用事があるとき以外、通ってあげられない。
この価格で営業を続けてくれていることに意義があるのだ。
そう思って食べていると、不思議といつも満足感を得られる。
400バーツで食べるラーメンは、不満の方が大きい。
「うまいけど400バーツでこんなもんか?」と。
高菜ごはんもつけて200バーツ(約700円)で、満腹だ。
スープはまあ…、だけど全く問題ない。
と筆者は思うのだ。
そんな考えにご賛同頂ける方がいらしたら、是非BTSプルンチット駅前の『九州じゃんがら』らーめんにお立ち寄りください。
『九州じゃんがら・タイランド』公式facebook:https://www.facebook.com/kyushujangarathailand