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ベトナムではスタートアップ投資に陰り。原因に「国境を越える障壁」があるという…。
- 2026/2/18
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ASEAN有数の高成長経済国とされるベトナムで、スタートアップ投資の減速が指摘されている。
Nikkei Asiaによると、投資家や起業家の間では、入国手続きの煩雑さや資本移動規制など「越境ビジネスの障壁」がエコシステム発展の足かせになっているとの声が強まっているという。
ベトナムの空港では、到着時だけでなく出国時にも最長1時間に及ぶ入国審査待ちが発生することがあり、外国人投資家にとって最初と最後の印象が「長い行列」になるケースもある。
他のASEAN諸国が自動化ゲート(eゲート)を導入する中、ベトナムでも試験運用は始まっているものの、利用は限定的だ。
また、シンガポールやタイなどと異なり「スタートアップビザ」制度が整備されていない点も課題とされる。
さらに、ホーチミン市近郊のドンナイ省で建設が進むLong Thanh 国際空港が完成すれば、既存のTan Son Nhat 国際空港との距離(約50キロ)から、乗り継ぎの不便さが懸念されている。
有識者によると、こうした煩雑な手続きが地域ビジネス構築の機会を損なうといい、空港での手続きが外国人の再訪意欲を削ぐ可能性があると指摘している。

加えて、外貨使用や海外送金に関する規制も障壁となっている。
資金の出所証明や用途制限などの「資本規制」により、スタートアップの海外展開や従業員ストックオプション発行が難しくなっているほか、個人による海外投資や海外上場も制約を受けている。
半導体設計大手のMarvell Technologyも、使用済み機械の輸入制限が技術産業の発展を妨げていると指摘するなど、規制の影響は広範囲に及ぶ。
一方で、Citi Vietnamの幹部は、資本規制はマクロ経済の安定維持に不可欠としつつ、国際金融センター(IFC)設立を目指すには段階的な自由化が避けられないとの見方を示している。
ベトナムが今後、成長著しいスタートアップ市場としての競争力を維持できるかどうかは、制度改革と規制緩和の進展にかかっている。







































