タイ専門家が警告!「ソムオー(ポメロ)」好きは要注意。食べ合わせで肝臓に害を及ぼす恐れ。

※医学的見解は、都度都度変化する場合があります。一つの節としてとらえて下さい、

タイの人気フルーツ「ソムオー(ポメロ)」は、夏みかんより酸味が少なく甘みが強めなので、タイに来た時に絶対食べるリストに入れている方も多いのでは?

ソムオーは、ビタミンC、食物繊維、ミネラル、抗酸化物質が豊富な果物で、タイの伝統医学では、整腸、去痰、咳の緩和、消化促進、乗り物酔いの予防などに用いられてきました。

しかし、適切なタイミングで摂取することが重要です。
特に飲酒中のつまみとして食べたり、二日酔い対策として食べたりすると、「良薬」から知らぬ間に肝臓を傷つける「静かな殺し屋」へと変わる可能性があるというのです。

■ポメロは二日酔いを治さない

多くの人はポメロが二日酔いを和らげると信じていますが、専門家によればこれは誤解だと言います。
ポメロにはフラノクマリンという成分が含まれており、これは腸や肝臓の代謝酵素の働きを抑制します。
アルコールと同時に摂取すると、体内でのエタノールの毒性が高まり、肝臓により大きな負担をかける可能性があります。

伝統医学の医師であるブイ・ドゥック・サン氏は、飲酒後は約48時間空けてからポメロを食べるよう勧めています。
これは健康への悪影響を避けるためです。

■薬を服用中の人は特に注意

ポメロはアルコールだけでなく、さまざまな医薬品とも相互作用を起こします。
現代医学の研究によると、ポメロは血中の薬物濃度を変化させ、薬の効果を弱めたり、副作用のリスクを高めたりする可能性があります。

特に、がん治療薬、心血管疾患の治療薬、肝臓で代謝される薬を服用中の人は、事前に医師へ相談することが重要です。

一方、糖尿病患者にとっては、適切な量と方法で摂取すれば有益な果物でもあります。

ポメロの皮伝統的な民間薬

果肉だけでなく、皮も古くから利用されてきました。
中医学の文献では、ポメロの皮は苦味とわずかな辛味があり、芳香性を持ち、気を巡らせ、去痰、むくみの軽減、腹痛緩和に用いられるとされています。

現在では、ポメロの皮はヘアケア用シャンプーにも利用され、髪を強くし抜け毛を減らす効果が期待されています。
また、皮に含まれる精油は妊娠中の食欲不振や吐き気の軽減にも役立つとされています。

さらに、乾燥させた皮を塩と一緒に煮出して口臭対策に用いたり、香りのある葉とともに煮出して吸入し、風邪症状を和らげる民間療法もあります。

ポメロの皮に含まれる有効成分

医療情報によると、ポメロの皮にはフラボノイド、ナリンギン、ヘスペリジン、ビタミンA・Cなどが含まれています。
これらは血管を保護し、血圧を下げ、脳卒中のリスクを軽減する働きがあります。

抗酸化作用もあるため、スキンケア製品にも利用され、老化防止やしみ・しわの軽減に役立つとされています。

血中脂質の低下と胃の保護作用

古代中医学では、ポメロの皮はやや甘辛く、少し苦味があり、温性とされています。
皮に含まれるペクチンは脂肪の吸収を抑え、血中脂質の低下に役立ちます。

また、ペクチンは胃粘膜に保護層を作り、痛みや刺激を和らげます。乾燥皮はお茶として煎じたり、はちみつと一緒に煮て咳の緩和に用いられます。

日常生活では、デザートやサラダ、ベジタリアン春巻きなどにも使われ、食事のバリエーションを広げるとともに、脂質異常のコントロールにも役立ちます。

食べる際の注意点

専門家は、空腹時にポメロの果肉や皮を食べないよう勧めています。
腹痛や消化不良を引き起こす可能性があるためです。
また、皮には農薬残留の可能性があるため、十分に洗浄し、適切な処理を行う必要があります。

特に慢性疾患やがん治療中の方は、ポメロの摂取について必ず医師の指導を受けるようにしてください。
望ましくない相互作用を避けるためです。

美味しいものを食べるにも、健康が不可欠ということですね。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る