世界中から消えゆくマックの象徴「ドナルド」。 その理由とは? タイはまだ健在?

みんな大好きマクドナルドのハンバーガー。
それを象徴するキャラクターと言えば、なんでしょうか?
そう、「ドナルド」です。

※ドナルドは日本だけの呼び名なので、本文中は本来のロナルド・マクドナルド (Ronald McDonald)で統一します。

最近世界中のマクドナルドから「ロナルド・マクドナルド」が、姿を消しているというのです。
一体なぜでしょうか。

今から約20年前まで、ロナルド・マクドナルドの名前は、「マクドナルド)」と切っても切り離せない存在でした。

赤い髪に白い顔、鮮やかな黄色の衣装を身にまとったピエロ風のその姿は、テレビCMや店舗、子ども向けイベントなど、世界中で活躍していました。

ロナルド・マクドナルドは1960年代に初登場し、戦後アメリカを代表するポップカルチャーの象徴の一つとなっていました。

彼は「グリマス」や「ハンバーグラー」といったキャラクターと共に、「マクドナルドランド」と呼ばれるファンタジー世界を形成し、ハッピーセットや子ども向け玩具にも登場していました。

子どもの人気者から、静かなフェードアウトへ

しかし2016年ごろを境に、ロナルド・マクドナルドは広告などでほとんど姿を見せなくなったのです。

伝説的マスコットがなぜ急に表舞台から退いたのか――その背景には、予想外の社会現象があったといいます。

転機となった「恐怖のピエロ」ブーム

2016年、欧米諸国では「キラー・クラウン」と呼ばれる現象が広がりました。

人々が不気味なピエロの格好をして現れ、通行人を脅かしたり、子どもを追いかけたりする事件が、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどで相次いで報告されました。
中には暴力事件に発展したケースもあったのです。

マクドナルド自体はこれらの事件とは無関係でしたが、社会全体における「ピエロ」という存在のイメージは大きく変化してしまいました。

その結果、恐怖感や不適切さを避けるため、ロナルド・マクドナルドの露出を段階的に減らす判断が下されたのです。

公式見解

マクドナルドは過去の声明で、「ピエロに対する社会的な受け止め方を考慮し、地域イベントなどでのロナルドの登場について慎重になっている」と説明しています。

また、英国マクドナルドの公式サイトでは、「ロナルドは現在もマクドナルドの一員であるが、広告には登場していない」と明記されています。

ロナルド・マクドナルドが消えた本当の理由

ロナルド・マクドナルドが徐々にメディアから姿を消したのは、ブランドの失敗ではなく、社会の空気が変わり、ピエロのイメージが根本的に変化したことが理由でした。

マクドナルドは特に子どもたちの心理への影響を考慮し、消費者の安心感を守るために戦略を調整したのです。

タイでは、ドナルドが「ワイ」(仏教的な挨拶)をしていることで有名で、一つの観光スポットにもなっていました。
現在、タイのドナルドはどうなっていますでしょうか。
まだ、健在でしょうか?
行く末が心配です。

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