2025年のタイGIコーヒー売上高14.9億バーツ。上位5銘柄で全体の9割近くを占有。

コーヒー好きの方は、タイのコーヒーも試してみて下さい。

タイ知的財産局によると、2025年おける地理的表示(Geographical Indication:GI)登録コーヒーの総売上高は14億9,700万バーツに達し、このうち上位5品目のみで13億1,800万バーツを占めた。

現在タイには8県・11品目のGI登録のコーヒーがある。
登録されている主なコーヒーは以下の通り。
(カタカナ表記は目安です)

  • ドーイ・トゥン(Doi Tung, Chiang Rai)

  • ドーイ・チャン(Doi Chang, Chiang Rai)

  • テープ・サデット(Thep Sadet, Chiang Mai)

  • ドーイ・スアン・ヤー・ルアン・ナーン(Doi Suan Ya Luang Nan)

  • ドーイ・ムーサー(Doi Muser, Tak)

  • ワンナムキアオ(Wang Nam Khiao, Nakhon Ratchasima)

  • ドーン・マーファーイ(Dong Mafai, Nakhon Ratchasima)

  • ラノーン(Ranong)

  • カオ・タルー(Khao Thalu, Chumphon)

  • タム・シン・チュムポーン(Tham Sing Chumphon)

  • クラビ・タウン・コーヒー(Krabi Town Coffee)

各GIコーヒーは、生産地特有の標高、降雨量、気温、土壌条件、地域の栽培ノウハウと密接に結びついており、これらが風味や香り、独自性を形成。高い経済価値と消費者からの認知につながっているという。

2025年 市場価値別・タイGIコーヒー上位5品目

1)ドーイ・スアン・ヤー・ルアン・ナーン・コーヒー(Doi Suan Ya Luang Nan Coffee)

タイで最も市場価値の高いGIコーヒー。生産量2,257トン、売上高は5億2,600万バーツ超。平均小売価格は1kgあたり約500バーツで、GI登録前の280バーツから1.78倍に上昇した。

ナーン県ター・ワンパー郡の標高1,000~1,500メートルで栽培されるアラビカ種(Arabica)で、チョコレート、ナッツ、果実の香りに加え、ハーブ系のスパイシーさを伴う濃厚で丸みのある味わいが特徴。

2)ラノーン・コーヒー(Ranong Coffee)

生産量947トン、売上高は2億6,200万バーツ超。平均小売価格は1kgあたり約600バーツで、GI登録前の80バーツから7.5倍に上昇。

100年以上前にペナン(Penang)から導入された歴史を持つロブスタ種(Robusta)で、ラノーン県はタイ南部アンダマン海側最大のロブスタ生産地、全国では第2位の規模を誇る。力強い味わいと独特の香りが評価されている。

3)カオ・タルー・コーヒー(チュムポーン県)(Khao Thalu Coffee, Chumphon)

生産量390トン、売上高は2億3,400万バーツ超。平均小売価格は1kgあたり約450バーツで、GI登録前の230バーツから1.95倍に上昇。

チュムポーン県サウィー郡カオ・タルー地区(Khao Thalu Subdistrict, Sawi District, Chumphon)の標高200~300メートルで栽培されるロブスタ種。
コウモリの糞(Bat Guano)を含むミネラル豊富な土壌が、コクのある力強い味わいを生み出している。

4)ドーイ・チャン・コーヒー(チェンライ県)(Doi Chang Coffee, Chiang Rai)

生産量75トン、売上高は1億6,000万バーツ超。平均小売価格は1kgあたり約1,600バーツで、GI登録前の1,120バーツから1.43倍に上昇。

標高1,000~1,700メートルで栽培されるアラビカ種で、バランスの取れた風味、軽やかな酸味、ほのかな甘みが特徴。
EUおよび日本(Japan)でもGI登録されている。

5)タム・シン・チュムポーン・コーヒー(Tham Sing Chumphon Coffee)

生産量120トン、売上高は1億3,600万バーツ超。平均小売価格は1kgあたり約850バーツで、GI登録前の500バーツから1.7倍に上昇。

標高85~120メートルの石灰岩丘陵地帯で栽培されるロブスタ種で、独自の発酵・選別プロセスにより、チェリーを思わせる果実香と、なめらかで奥行きのある味わいが生まれる。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る