【タイ】ライガーやタイゴンの飼育が届出制に。法の抜け穴を解消。

タイ自然資源環境省は、ライオンとトラの交雑種である「ライガー(Liger)」および「タイゴン(Tigon)」を管理対象野生動物に指定し、飼育には届出が必要とする省令を公布した。
これにより、従来は保護対象外で個人が自由に所有できた状態の法の抜け穴が解消されると説明している。

ライガーは大型で遺伝的異常による健康問題を抱えることもあり、管理対象化により飼育環境の適正性や安全基準、動物福祉の管理が体系的に行えるようになる。

また、過去には保護対象のトラの幼獣がライガーやタイゴンとして偽装される事例もあり、届出制度により出自や法的地位の確認が可能となる。

省令は2025年12月18日に官報掲載後、2026年2月16日施行。
既に飼育している場合は、施行日から90日以内(2026年2月16日~5月16日)に届出が必要となる。

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